掃除

100均グッズでブラインドを簡単お掃除!面白いほど汚れが落ちる!

ブラインドの掃除、ホコリが溜まっているのを見つけて指でこすってもなかなか取れない場合、大掃除並みにブラインドを掃除しなければならないのかと思うとゾッとしますよね。また、どのように掃除したらブラインドがきれいになるのか分からない方も多いと思います。
今回は、ブラインドの掃除に便利なグッズの紹介や、家にあるもので簡単にブラインド掃除ができる方法を紹介します。ブラインドを掃除するときの注意点や、綺麗を保つブラインドの汚れ防止対策も合わせてご覧ください。面白いほど汚れが簡単に落ちて、綺麗なブラインドを保つことができますよ。

ブラインドについた汚れの原因とは?


ブラインドに付く主な汚れは、ほこりだけでなくタバコのヤニです。毎日掃除していても、人が動けば衣類や布製のソファーなどの家具からほこりが舞い上がり、家具だけでなくブラインドにも蓄積してしまいます。
ブラインドの材質にもよりますが、梅雨や結露が発生する湿気が多い時期には、ブラインドにアレルギーの原因になるともいわれているカビが発生することも。
さらには、キッチンからも油が飛んできてブラインドに付着し、ほこりと混ざってベッタリとくっついている場合もあります。たとえキッチンから離れている場所にブラインドを取り付けていても、油がはねると2~3mほどは飛ぶのでそこら中に油が飛び散っているのです。油とほこりが混ざると汚れが落ちにくくなるので厄介ですよね。
浴室にブラインドを付けている場合は、湿気でカビが発生するのはもちろんのこと、水垢・せっけんカス・蒸気とともに上がってきた皮脂汚れなども付着していることがあります。
ブラインドの汚れにはさまざまな原因があるため、ブラインドに付いた汚れの原因を理解したうえで適切な掃除方法を行わなければなりません。

ブラインド掃除に使える100均便利グッズ


ダイソーなどの100円ショップの掃除用具コーナーでは、ブラインド掃除に役立つ便利なグッズがあります。すでに、ご自宅に持っているという方も多いのではないでしょうか。簡単にブラインド掃除ができる便利グッズを紹介します。

軍手などの手袋や靴下

掃除といえば雑巾というイメージですが、ブラインド掃除には雑巾の代わりに軍手が大活躍してくれます。ご自宅に使わなくなった手袋や、履かなくなった靴下なども軍手と同じように使うことができるので取っておくと良いでしょう。

ストッキング

ストッキングも100円ショップで販売されるようになりましたが、すでに持っているという方はわざわざ購入しなくても大丈夫です。ブラインド掃除用として大活躍するグッズなので、伝線したときにぜひ再利用してください。

重曹

重曹は炭酸水素ナトリウムのことで、油汚れや錆び落とし、水垢の研磨にも使うことができます。重曹は工業用・食品用・薬品用など種類がありますが、100円ショップで手に入るものは食品と記載されていることが多いので、安心してブラインド掃除にも使うことができます。

セスキ炭酸ソーダ水

セスキ炭酸ソーダは、重曹と同じく油汚れに特化したグッズで、手垢などのたんぱく汚れにも効果があります。お子さんがいるご家庭では、お子さんがブラインドに触っておやつなどの油汚れや手垢が付いていることがありますし、洗濯やほかの掃除にも使えるので持っておくと便利なグッズです。

中性洗剤

中性洗剤であればご自宅にある台所用洗剤でも住宅用洗剤でも構いません。特にメーカーなどにこだわりがないという方は、100円ショップにも台所用洗剤や住宅用洗剤があり、リーズナブルな価格で購入できるので試してみてはいかがでしょうか。100円だからと汚れが落ちないという口コミはなかったので、安心して洗剤として使うことができます。

カビ取り剤

湿気が多いところや浴室ではブラインドにカビが発生することがあります。カビといえば塩素系漂白剤をイメージするかと思いますが、ブラインドのカビ掃除には酸素系漂白剤がおすすめです。
100均では顆粒状で過炭酸ナトリウムという名前で売られていることがほとんどです。酸素系漂白剤は色柄物の洗濯にも使えるので、ブラインドの色落ちが心配な方も安心して使うことができます。

ブラインド掃除の手順


ブラインドの掃除には100均グッズのほかにも必要なものや手順があります。縦型のブラインド「バーチカルブラインド」にも当てはまる掃除の手順なので、ぜひ覚えておきましょう。

新聞紙などを敷く

ブラインドを掃除するときは、ほこりや汚れを含んだ洗剤などが落ちてもいいように新聞紙を敷いておきましょう。畳や絨毯の場合はビニールシートを用意しておいた方が無難です。

掃除機やモップをかける

次に、ブラインドを閉じて、蓄積したほこりを掃除機などで取り除いていきましょう。裏面も忘れずに行ってください。
掃除機は重たいので、ブラシに取り換えられるハンディタイプにして使うと疲れにくいのでおすすめです。
ハンディタイプにできる掃除機が無い場合は、100円ショップなどでお手持ちの掃除機に取り付け可能なブラシを購入するか、ハンディモップを使いましょう。
高い場所での作業も多いので、脚立など安定したものも用意して作業すると疲れにくく安全です。

掃除グッズで汚れを拭き取る

ブラインドの汚れの原因を見極め、汚れに適した掃除グッズで汚れを拭き取っていきましょう。掃除機やハンディモップだけで取れない場合、ベトつきがあるときは油汚れ、黒い汚れの場合はカビ、色々な角度から見て手の跡などがついていれば手垢といったタンパク汚れ、浴室では白い水垢やピンク色のせっけんカスが付着している可能性があるので、重曹や中性洗剤などを駆使してブラインドを掃除しましょう。

水気は拭き取る

水を使ってブラインドを掃除した場合は、最後に必ず乾拭きして水気を残さないようにしましょう。水気が残っているとほこりが付きやすくなったり、時期によってはカビが発生したりする原因となります。心配な場合は、窓を開けて風を通しおくと綺麗に乾かすことができますよ。

汚れを予防するための対策をとる

以下に詳しく紹介していますが、ブラインドのほこりなどの汚れを掃除して終わりではありません。簡単なひと手間を加えるだけで汚れが付きにくくなり、ブラインド掃除がもっと簡単になります。ポイントは静電気。ぜひ、以下の「静電気を予防して綺麗を保とう」をご覧ください。

【グッズ別】ブラインドの掃除方法


紹介したブラインド掃除グッズをどのような汚れに使えば良いのか、分かりやすくグッズ別にブラインドの掃除方法をまとめました。

普段の掃除にハンディモップ

ブラインドにほこりを蓄積させないためには、普段からこまめに掃除をすることが大切です。掃除機にブラシを取り付けてほこりを吸い取るか、100円ショップやドラッグストアなどにあるハンディモップでサッと拭きとるだけで簡単に掃除することができます。
高いところや縦型のバーチカルブラインドにも使える、持ち手が伸びるタイプのハンディモップがおすすめです。

スポンジとセスキ炭酸ソーダ水で簡単水拭き

手垢などのタンパク質汚れや、油汚れに特に効果を発揮するセスキ炭酸ソーダを使ってスポンジで拭き取りましょう。
まずは、スプレーボトルにセスキ炭酸ソーダ小さじ1杯を水500mlに溶かして「セスキ炭酸ソーダ水」を作ります。ブラインドを閉じてセスキ炭酸ソーダ水を吹きかけ、スポンジでやさしくこすり汚れを落としましょう。
手が荒れやすい人はゴム手袋などをしてから掃除してくださいね。セスキ炭酸ソーダの力で油汚れや手垢が綺麗に落とせます。最後に必ず水気を拭いて仕上げましょう。

念入りに掃除するときは軍手+重曹水

はじめに重曹大さじ1杯をぬるま湯で溶かして「重曹水」を作ります。スプレーボトルに入れてもボウルやバケツなどに入れても構いません。
軍手をはめて重曹水に指先を浸したら、ブラインドは閉じずにブラインドの羽1枚ずつ挟んで汚れを拭き取ります。手荒れしやすい人はゴム手袋やビニール手袋をしてから軍手をすると手に重曹水や汚れがつかないので安心です。
ブラインドの羽を1枚1枚掃除するので手間はかかりますが、面白いほど汚れが落ち、指先を使うことで細かいところまで綺麗に掃除することができます。

頑固な汚れにホコリがついているときは洗剤を使う

もし、軍手と重曹水の組み合わせで羽を掃除しても汚れが取れにくい場合は、ほこりと油が混ざって頑固な汚れとなっている可能性があります。スプレーボトルなどで、重曹水、または住宅用の中性洗剤を水に適量混ぜたものを吹き付けて、油が浮いてくるまでしばらく放置したあとに拭き取ってみましょう。
汚れを落とした後は、重曹水や中性洗剤が残らないよう軍手をきれいに洗って水拭きし、最後に乾拭きします。

カビが生えているときは酸素系漂白剤を使う

ブラインドにカビが生えている場合は酸素系漂白剤を使いましょう。間違って塩素系漂白剤を使ってしまうと素材を傷めたり色落ちしたり、アルミの場合は錆びの原因になることがあるので注意してください。
酸素系漂白剤は色柄物にも安心して使える漂白剤として、洗濯洗剤としても使われていますが、念のため目立たないところで色落ちしないか、素材を傷つけないかを確認してから使用することをおすすめします。
100円ショップにある過炭酸ナトリウムに水を混ぜてペースト状にしたら、カビに直接塗ってやさしく拭きましょう。特に浴室に取り付けたブラインドにカビが生えて掃除する場合は、過炭酸ナトリウムと重曹を同量混ぜて水を加えてペースト状にしたものを塗って拭くと、カビだけでなく皮脂汚れやせっけんカスも綺麗に取り除くことができます。

取り外し可能なブラインドの場合は丸洗い

たいていのブラインドは、カーテンレールにネジで固定されて取り外しが面倒ですが、簡単に取り外しができる場合は浴室などで丸洗いしてしまいましょう。油汚れや皮脂汚れなどはお湯を使うことでさらに落ちやすくなるため、シャワーで水洗いしてからブラインドの汚れに合った掃除グッズでやさしく洗ってください。
木製のブラインドは大量の水で濡らすと羽が曲がって変形してしまう可能性があるので丸洗いは控えてくださいね。最後に水気をよく拭いて風通しの良いところで完全に乾かして完了です。

静電気を予防して綺麗を保とう


普段から、こまめにブラインドをハンディモップなどで簡単に掃除するだけでも綺麗な状態を保つことができますが、ひと手間加えるだけで、ほこりを寄せ付ける静電気を予防してさらに綺麗な状態を長持ちさせることができますよ。

柔軟剤

柔軟剤には静電気が発生しても外に逃がす成分が配合されているため、静電気を予防する効果があります。重曹水などに少量入れて掃除することで、静電気を予防しブラインドにほこりが付くのを防ぎます。

酢にはクエン酸が含まれていて静電気を予防する効果が期待できます。水4:酢1の割合で酢水を作ったら、ブラインドの羽を1枚ずつ拭いて静電気を予防しましょう。酢水を使ったブラインドを綺麗に保つ方法は簡単ですが、酢のにおいがしばらく部屋に残るため、気になる方は柔軟剤の方が良いでしょう。

観葉植物

お部屋に観葉植物を置いていますか?観葉植物に水やりをするだけでもお部屋の乾燥を防ぐことができ、静電気の発生を抑えることができます。加湿器を設置したり濡れたバスタオルをかけたりする方法もありますが、ブラインドの近くなど窓辺に観葉植物を置けば、おしゃれなインテリアにもなるので一石二鳥です。

カーテンをプラスしてホコリを防ぐ

静電気を予防してほこりを防ぐという観点から少しずれてしまいますが、薄いカーテンをブラインドよりも前に設置することで、ブラインドを下したときにカーテンがブラインドにほこりが付くのを防いでくれます。海外のおしゃれな人たちは、ブラインド×カーテンの組み合わせでおしゃれなインテリアを楽しんでいるので、ブラインドの汚れ防止と同時にハイセンスなインテリアとしてカーテンを取り入れてみてはいかがでしょうか?

ブラインドを掃除するときの注意点


ブラインドの材質をよく確認して掃除しなければ、破損の原因となってしまうことがあります。
取扱説明書をよく読み、ブラインドの材質に合った掃除グッズを組み合わせてやさしく掃除しましょう。

取扱説明書で掃除方法を確認する

ブラインドを購入したときに必ず取扱説明書が入っていますが、取り付け方法だけでなくお手入れ方法もしっかりと読んでおくことが大切です。もし、取り付けてすぐに捨ててしまったという場合には、インターネットで調べてみるか、購入した店舗やメーカーに問い合わせて確認すると確実なお手入れ方法を把握することができます。

ブラインドの素材と掃除アイテムが合うか確かめる

ブラインドにはブラスチック製・木製・アルミやスチールなどの金属製などさまざまな種類がありますが、木製のブラインドは水気に弱く、大量の水を使って掃除すると変形する恐れがあります。
全ての材質のブラインドにいえることですが、特にカビの場合は色落ちしたり錆びが発生したりする可能性があるため、目立たないところで確かめてから掃除するようにしましょう。

折れないようにやさしく拭く

特にブラスチック製のブラインドに起こりがちなアクシデントですが、ブラインドの羽に力を入れすぎて掃除すると曲がったり折れたりしてしまうことがあります。軍手を使う場合はやさしく挟み、スポンジなどを使用するときはブラインドをしっかり閉じて力を入れずにやさしくこすり洗いしましょう。

まとめ

汚れがたまらないよう、こまめにブラインドに付いたほこりを掃除することで後々大変な思いをしなくて済みますが、忙しくてなかなかブラインド掃除まで手が回らないという方がほとんどです。
しかし、100円ショップにあるグッズや家にあるものなど簡単に手に入手できるグッズで、ひどくこびりついたブラインドの汚れも簡単に掃除できることが分かりました。
ブラインド掃除は大変な作業だとイメージしますが、意外と簡単に掃除できるので、ぜひ本記事のブラインドの掃除方法と汚れ防止の対策方法を試してピカピカのブラインドにしてみてくださいね。