家庭菜園を始めようと思っている方に最初におすすめしたいのは「トマト」です。比較的育てやすいので初心者さんでも安心して取り組むことが出来ます。今回は家庭菜園でトマトを育てるポイントやコツをお伝えします。
家庭菜園でトマトを作る準備
http://blogs.c.yimg.jp/res/blog-9b-62/sxxfr716/folder/1197603/33/38993433/img_0
最初にトマトを家庭菜園で作るためにプランターを準備してください。土はホームセンターで購入できるタイプのもので十分です。最初からあれこれ揃えなくても大丈夫です。下準備としてはトマトを植えようとする2週間前にはプランターに土を入れてならしておくと良いでしょう。
トマトを育てる場合には15リットル以上のプランターを準備しておいてください。スペースに問題がなければ出来るだけ大型のプランターで育てた方がうまくいく場合が多いのです。
品種選びはどうするの?
タキイ種苗の「フルティカ」がプランター菜園にはお勧めです。
(主な特徴)
・大玉トマトとミニトマトの間の中玉トマト(果重40~50g)として人気の品種
・果実は真っ赤に熟し、中玉トマトとしては糖度が最高レベル
・耐病性に優れ、トマトモザイクウイルス(Tm-2a)、葉かび病(Cf9)、斑点病(LS)、サツマイモネコブ線虫(N)に複合耐病虫性を有する
・果皮が薄くて口に残らず、食味食感に優れる
タキイ種苗の「フルティカ」とは
こちらの品種はトマトの出来上がりは中玉でとても甘い出来上がりが期待できます。その上、葉かび病に耐病性がある点でも初心者向けと言えます。
トマトの植え付け時期に適しているのは4月の下旬から5月上旬のころです。少なくともゴールデンウイーク前後には植え付けを終了しておくことがポイントです。
そして収穫の時期は6月の下旬から9月初旬になります。
トマトを植え付けた後の手入れ
トマトの苗を植え付けた後に準備するのは支柱です。その次に大事なのは伸びてきた苗を支柱に誘引することです。ここは慎重に手間を掛けて行うことで後の成長に大きく影響してきます。
追肥のタイミングをつかもう
一番下の実がピンポン玉の大きさになった時と下から三番目の実がピンポン玉の大きさになった時が肥料を与えるタイミングです。
適芯と脇芽の摘みとり
最初に立てた支柱の高さをトマトが越えないようにしておくことがポイントです。あまりにも背が高くなりすぎると余計な養分が実、意外の部分に行き渡ってしまいます。
そして葉の付け根の方から出てきて言う脇芽は必ず摘み取っておきます。この時期は毎日の見守りが必要になってきます。
水の与え方にも注意が必要
トマトと言う植物は過湿に弱いということをご存じでしょうか?ついつい、早く育ってほしいという想いから水を与えすぎるという傾向が初心者さんには多いようです。
ここは正しい知識を持ってトマトを育てて頂きたい部分なのですが。用土がある程度乾いた状態で水を与えるということが肝心なのです。
家庭菜園のトマト作りのポイントは
トマトはナス科の野菜なので、連作障害に注意します。前年にトマトのほか、同じナス科のナス、ピーマン、ジャガイモなどを植えつけた場所は避けましょう。また、トマトは、第1花房に着果させることが、株の実つきをよくするポイントです。
www.sc-engei.co.jp
ついつい広めのプランターにトマト以外のものを植え付けたくなるのですがここは要注意です。例えばピーマンを想定しますと・・トマト同様にナス科の植物ですので連作を嫌うという性質があるのです。トマトはトマトだけのプランターを専用に作る方が無難です。
美味しいトマトをつくるために
家庭菜園の場合でしたら、収穫量に応じて色々と使い分けるのも良いかもしれません。
トマトは収穫期になると、大量に採る事が出来ますので、毎朝チェックをしないと適期を逃がし、腐ってしまいますので、注意しましょう
saien.shibax.net
トマト作りには厳しさが肝心
初めての家庭菜園には細心の注意が必要ということで、水を多めに与えすぎることや手を掛け過ぎる場合があります。でもご存じでしょうか?美味しいトマトというのは過酷な環境が必要ということが言えるのです。プランターでは土は乾きやすくなっています。この時にトマトが感じるストレスこそがトマトを強く甘く育てるわけです。
愛情を持って育てるわけですがトマトには厳しい環境も必要であることを認識しながら育てるとうまくいくのではないでしょうか。
ワンランク上のトマト作りのために
有機栽培にこだわりたいのであれば骨粉を使うとよいでしょう。元肥として油かすに混ぜて使います。無機の場合は過リン酸石灰を使います。リン酸はトマトをはじめとした野菜の花や実を作る働きをし、おいしい果菜類を実らせるのに欠かせない成分です
ar-flower.com
土の種類に精通して自分好みのトマトを翌年は育てられるようにという目標を立てて最初のトマト育てれば多くを学ぶことが出来るはずです。
収穫の時期は?
開花してから50日ほど経過した時期がトマトの収穫時期だということを覚えておきましょう。ヘタの部分をよく観察して赤くなっていると収穫時期になっているというサインです。
最後に
家庭菜園でトマトを作ろうと思う時には初年度から完璧なトマトを目指そうとせずに、失敗を糧に次年度のトマト作りのために学習をすればよいと思います。いくつかのルールを守ってまずは
トマト作りの第一歩を踏み出してください。