北九州市の門司区は、昔は外交の貿易拠点であり、日本の三大港の一つでした。 現在では、開港当時のレトロな街並みが保存されており、どこか異国情緒あふれる雰囲気が漂っています。 今回は、そんなレトロでおしゃれな街門司区のおすすめ観光スポットをご紹介いたします。
目次
- 西暦200年創建の歴史ある神社「和布刈神社」
- 伝説の決闘の地「巌流島」
- 全国初の観光鉄道「トロッコ潮風号」
- オレンジ色のタイルが印象的な「旧大阪商船」
- レンガ造りのレトロかわいい「旧門司税関」
- ロシア様式のメルヘンな図書館「国際友好記念図書館」
- 門司レトロを上からの角度で楽しめる「門司レトロ展望室」
- アインシュタインのお気に入り「旧三井倶楽部」
- 門司で唯一の焼きカレー専門店「伽哩本舗門司港レトロ店」
- 焼きカレーコンテスト1位の味「BEAR FRUITS」
- 行き交う船を眺めながら優雅に嗜む地ビール「ビアレストラン門司港地ビール工房」
- 関門海峡のふぐも門司グルメの一つ「まんねん亀」
- 門司でラーメンを食べるならココ!「大平山」
- 昔ながらの甘味どころでちょっと一息「梅月」
- 巨匠建築家が手掛けたデザイナーズホテル「門司港ホテル」
- 最後にご紹介するのは、「門司港ホテル」です。
- レトロな街並みにタイムスリップした感覚を味わえる
西暦200年創建の歴史ある神社「和布刈神社」
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最初にご紹介するのは、「和布刈神社」です。
九州最北の場所にある神社です。
その創建は、西暦200年の歴史ある神社で、源平合戦で有名な壇ノ浦の戦い前夜に平家一門が和布刈神社にて宴を開いたと伝えられています。
ちなみに、和布刈神社の和布とは「わかめを刈る」という意味なんだとか。
毎年旧暦元旦の未明に3人の神職がそれぞれ道具をもって関門海峡に入ってわかめを刈り取って、神様にお供えする神事が行われています。
そして、この神事をアリバイトリックに取り入れた松本清張の『時間の習俗』という小説もありますので、気になった方は読んでみてはいかがでしょうか?
和布刈神社の詳細情報
■場所:福岡県北九州市門司区大字門司3492
■TEL:093-321–0749
伝説の決闘の地「巌流島」
次にご紹介するのは、「巌流島」です。
二刀流の剣豪・宮本武蔵、秘剣つばめ返しの技を持つ佐々木小次郎の2人の剣豪の決闘の場所となった場所です。
巌流島は、周囲1.6kmと結構小島であることに驚く人もいらっしゃるかもしれません。
島には2人の決闘シーンを描いた銅像や決闘の地である砂浜を連想する人工海浜などの見所があります。
宮本武蔵のようにゆったりと海の移動を楽しみながら巌流島に訪れてみてはいかがでしょうか?
巌流島の詳細情報
■場所:山口県下関市大字彦島字船島
■TEL:083-231-1350(下関市観光交流部観光政策課)
http://www.city.shimonoseki.yamaguchi.jp/kanko/ganryujima/
全国初の観光鉄道「トロッコ潮風号」
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次にご紹介するのは、「トロッコ潮風号」です。
九州北端の門司港のレトロエリアと和布刈エリアをつなぐ観光鉄道がトロッコ列車潮風号です。
ディーゼル機関車で、2006年11月まで南阿蘇鉄道で運行されていたものを再利用されたものです。
門司のレトロな街並みに合うブルーのモダンなトロッコ列車です。
ぜひ、一度乗ってみてはいかがでしょうか?
トロッコ潮風号の詳細情報
■場所:各停車駅
■料金:大人片道300円/小児150円
オレンジ色のタイルが印象的な「旧大阪商船」
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次にご紹介するのは、「旧大阪商船」です。
白とオレンジのタイルの帯が目を引く外観の建物が旧大阪商船門司支店です。
門司レトロエリアにある建物で、1917(大正6年)に建てられた大阪商船門司支店を修復して、現代に蘇らせました。
当時は1階を待合室、2階をオフィスとして使用していました。
現在は、1階が地域作家の作品の販売とわたせせいぞうのギャラリーで、2階は出光美術館の「特設展示室」になっており、門司のアートが詰まった建物になっています。
旧大阪商船の詳細情報
■場所:福岡県北九州市門司区港町7-18
■TEL:093-321-4151
■開館時間:9:00〜17:00
■休館日:年中無休
■料金:無料
※わたせせいぞうギャラリーは有料:大人100円/子供50円
http://www.mojiko.info/3kanko/spot_osaka.html
レンガ造りのレトロかわいい「旧門司税関」
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次に紹介するのは、「旧門司税関」です。
日本三大港であった門司港に税関が発足したのは、1942年(明治42)年のことでした。
その3年後の明治45年(1912)年にレンガ造りで2階立ての門司税関の建物が建設されました。
その後、昭和初期まで税関庁舎として使用されていました。
その後、平成6年(1994年)に北九州市によって復元が行われ、近代的でモダンな建物に生まれ変わりました。
現在は、1階に休憩室や喫茶店のほかに門司税関の広報展示室、2階にはギャラリーや展望室があります。
旧門司税関の詳細情報
■場所:福岡県北九州市門司区東港町1-24
■TEL:093-321-4151
■開館時間: 9:00〜17:00
■休館日:年中無休
■料金:無料
http://www.mojiko.info/3kanko/spot_zeikan.html
ロシア様式のメルヘンな図書館「国際友好記念図書館」
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次にご紹介するのは、「国際友好記念図書館」です。
国際友好記念図書館は、中国の遼東半島にある大連という都市と海上交易によって盛んに交流が行われていました。
その歴史背景から、1979年(昭和54)年に友好都市を締結しました。
その15周年を記念して、ロシアがロシア帝国時代に創建した東清鉄道汽船事務所の複製を門司レトロエリアに創建しました。
当時のドイツの設計師によるユニークなデザインの建物を間近に見ることができます。
ちなみに、1階はレストラン、2階は中国や東アジアなどの文献のそろった図書館で、3階には資料展示が行われています。
国際友好記念図書館の詳細情報
■場所:福岡県北九州市門司区東港町1-12
■TEL:093-331-5446
■開館時間: 9:30〜18:00
■休館日: 年中無休(図書館は毎週月曜日が休み。祝日の場合は翌日が休み)
■料金:無料
http://www.mojiko.info/3kanko/spot_kokusai.html
門司レトロを上からの角度で楽しめる「門司レトロ展望室」
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次にご紹介するのは、「門司レトロ展望室」です。
ここからは、門司レトロエリアはもちろん、門司市を一望することができます。
日本を代表する建築家の黒川紀章氏の設計したマンションの31階にある展望室です。
昼間の景色はもちろんですが、夜の夜景とともにライトアップされた文字レトロ地区の建造物は美しく、ついつい見入ってしまう美しさです。
そのムードの良さから、恋人たちのデートスポットとしても人気ですよ。
門司レトロ展望室の詳細情報
■場所:福岡県北九州市門司区東港町1-32
■TEL:093-321-4151
■営業時間:10:00〜21:30
■休業日:年4回不定休
■料金:大人:300円/子供:150円
http://www.mojiko.info/3kanko/spot_tenbow.html
アインシュタインのお気に入り「旧三井倶楽部」
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次にご紹介するのは、「旧三井倶楽部」です。
旧三井倶楽部とは、1921年(大正10年)に三井物産の社交倶楽部の目的で建設されました。
伝統的なヨーロッパ建築で、内装はアールデコ調を取り入れています。
保存の良さなどから、国の重要文化財に指定されている建物です。
三井倶楽部は、相対性理論で有名なアインシュタインが宿泊した場所で、三井倶楽部をとても気に入ったそうです。
そのため、アインシュタインが宿泊した部屋はメモリアルルームとして現在も残されています。
現在は、1階にレストランやイベントホール、2階にアインシュタインメモリアルルームと門司出身の女流作家林芙美子の資料室となっています。
旧三井倶楽部の詳細情報
■場所:福岡県北九州市門司区港町7-1
■TEL: 093-321-4151
■開館時間:9:00〜17:00
■休館日:年中無休
■料金::2階のみ有料(大人100円/小中学生50円)
http://www.mojiko.info/3kanko/spot_mitui.html
門司で唯一の焼きカレー専門店「伽哩本舗門司港レトロ店」
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次にご紹介するのは、「伽哩本舗門司港レトロ店」です。
門司のご当地B級グルメといえば、焼きカレーです。
門司港駅から歩いて30秒の場所にある伽哩本舗門司港レトロ店は、焼きカレーブームの火付け役となった場所でもあります。
10種類以上の焼きカレーのミューがあり、辛さも自分好みにカスタマイズされています。
昭和30年ごろの昔の焼きカレーを再現したメニューもあっておすすめですよ。
伽哩本舗門司港レトロ店の詳細情報
■場所:福岡県北九州市門司区港町9-2阿波屋ビル2F
■TEL:093-331-8839
■営業時間:11:00~20:30(L.O. 20:00)
■定休日:不定休
http://www.curry-honpo.com/mojikou-retro.html
焼きカレーコンテスト1位の味「BEAR FRUITS」
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次にご紹介するのは、「BEAR FRUITS」です。
カレールーがたっぷりとかかったタイプの焼きカレーで、焼きカレーコンテストで1位を受賞しています。
22種類ものスパイスが入った焼きカレーはとってもスパイシーでコクのあるおいしさ。
辛さはマイルドなので、熱いけれどどんどん進む美味しさです。
後半は、びっくりスパイスをかけて、最初とは違う味を楽しむことができます。
ぜひ、コンテスト1位の焼きカレーをご賞味ください。
BEAR FRUITSの詳細情報
■場所:福岡県北九州市門司区西海岸1-4-7 門司港センタービル 1F
■TEL:093-321-3729
■営業時間:11:00~ 23:00(L.O.22:30)
■定休日:無休
http://bearfruits.jp/shop.html
行き交う船を眺めながら優雅に嗜む地ビール「ビアレストラン門司港地ビール工房」
次にご紹介するのは、「ビアレストラン門司地ビール工房」です。
門司で作られている地ビールと各国の地ビールを楽しむことができるレストランです。
ビールのおともには、石窯で焼かれた焼きたてピザやジンギスカン、そして門司港を行きかう船です。
昼間からゆっくりとビールを飲めるのも旅行の醍醐味ですよね。
ぜひ、門司の地ビール片手に旅行の昼下がりをたのしんでみてはいかがでしょうか?
ビアレストラン門司地ビール工房の詳細情報
■場所:福岡県北九州市門司区東港町6-9 門司港地 ビール工房 3F
■TEL:093-321-6885
■営業時間:11:00~22:00(L.O.21:15)
■定休日:5~12月無休/1~4月第2・第4月曜日(祝日営業)
関門海峡のふぐも門司グルメの一つ「まんねん亀」
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次にご紹介するのは、「まんねん亀」です。
関門海峡の海の幸の代表が「ふく」です。
そんなふくを財布にやさしいお値段で食べることができるのが「まんねん亀」です。
おすすめは、やはりコースですね。
ふくを最初から最後まで堪能しちゃいましょう。
ちなみに、この地域ではふくは「不遇」という言葉を連想することから、「福」にあやかって「ふく」と呼んでいるらしいですよ。
本場のふくを食べてみませんか?
まんねん亀の詳細情報
■場所:福岡県北九州市門司区栄町5-3
■TEL:093-321-0029
■営業時間:17:00~22:00
■定休日:不定休
門司でラーメンを食べるならココ!「大平山」
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次にご紹介するのは「大平山」です。
福岡県にいるのだから、せっかくならラーメンを食べたい!という方は、大平山に行きましょう!
スープは、醤油豚骨なので、さらっとしていますが旨味が凝縮されたお味です。
トッピングは大きなチャーシュー3枚にもやし、メンマ、青ネギ、煮卵がのったボリューム満点のラーメンです。
ほかにも軟骨とろとろラーメンやつけ麺などのメニューが豊富ですよ。
大平山の詳細情報
■場所:福岡県北九州市門司区東本町1-5-2
■TEL:093-321-5183
■営業時間:11:00~17:00
■定休日:火曜日
http://www.ramen-takao.co.jp/hp/index.php
昔ながらの甘味どころでちょっと一息「梅月」
次にご紹介するのは、「梅月」です。
お店の看板にもあるように、甘党の店です。
梅月の看板メニューのソフトクリームは小ぶりで昔懐かしいソフトクリームです。
かき氷は、これでもかとかけられたシロップのかき氷。
人気の「梅月スペシャル」は、ミルクをかけてかき氷のなかにさらにソフトクリームが入っているという嬉しい組み合わせ。
ちなみに、甘味以外にもヤキソバやオムソバなんかもあるので、軽めの昼食にもおすすめですよ。
梅月の詳細情報
■場所:福岡県北九州市門司区栄町1-10
■TEL:093-321-1344
■営業時間:平日 AM11:45~PM7:00/土・祝日 AM11:45~PM6:00
■定休日:日曜日
http://tabelog.com/fukuoka/A4004/A400501/40015535/
巨匠建築家が手掛けたデザイナーズホテル「門司港ホテル」
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最後にご紹介するのは、「門司港ホテル」です。
イタリアの巨匠と呼ばれる建築家アルド・ロッシによって設計されたホテルが門司港ホテルです。
芸術作品とまで評されるホテルで至極の時間を過ごすことができます。
客室は4タイプの洋室と和室の5種類から人数や宿泊シーンに合わせて選ぶことができますよ。
レストランは、イタリアンレストランとアメリカンステーキハウスの洋食レストランです。
厳選された素材を使った料理をどうぞご堪能ください。
また、門司港駅から徒歩2分というアクセス至便の場所にあり、門司レトロエリアにも近いので、観光の拠点にもなりますよ。
門司港ホテルの詳細情報
■場所:福岡県北九州市門司区港町9-11
■TEL:093-321-1111
■チェックイン/チェックアウト:15:00~/~11:00
http://premierhotel-group.com/mojikohotel/
レトロな街並みにタイムスリップした感覚を味わえる
門司には明治~昭和の古きよき街並みが残っています。
レトロでモダンな街並みは、どくどくの雰囲気があり、どこか懐かしくもあります。
そんな不思議な感覚にさせてくれる門司へ行ってみませんか?