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シリアスな演技で魅せる!実力派ブラッド・ピットのヒューマンドラマ映画9選

あたなは感動のヒューマンドラマをシリアスな演技で魅せてくれるブラピと、キケンなアクションをムキムキな肉体で魅せてくれるブラピ、どちらがお好みですか?今回は3月公開の「マネー・ショート 華麗なる大逆転」の予習として、シリアスなヒューマンドラマ作品をピックアップしてみました!主演ではなくても強烈な印象を残しているものが多く、名だたる名監督との顔合わせや大物俳優との共演も見どころの一つです。

①リバー・ランズ・スルー・イット(1992)

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ブラッド・ピットが若手実力派俳優として名を刻んだ90年代ヒューマンドラマの名作!

ロバート・レッドフォードが監督を務めた作品で、モンタナの自然とフライフィッシング、そしてそこに住む兄弟と父の絆を描いた家族のドラマです。
原作はノーマン・マクリーンの自伝的小説「マクリーンの川」で、主人公の兄ノーマン・マクリーンをクレイグ・シェイファーが、弟ポール・マクリーンをブラッド・ピットが演じています。

https://www.youtube.com/watch?v=sgciiMl66ak&feature=youtu.be

【ポール・マクリーンってどんな人物?】

ノーマン・マクリーンの原作「マクリーンの川」は、兄のノーマンの視点から弟ポールを語った作品で、彼の自由奔放な気質に憧れに似た感情を抱きながらも衝突し、トラブルメーカーで世話が焼ける人物としても描かれています。
二人の父親は牧師であり、教育に厳しい反面、趣味のフライフィッシングを三人で楽しんだりと、温かい愛情をもって兄弟を育てていました。
この作品の大きな見どころは何と言っても、モンタナの大自然と雄大な川、そしてそこで兄弟たちが熱中するフライフィッシングのシーン!自然の美しさとフライフィッシングの華麗な竿さばきに思わず見とれてしまいます。
特に“完璧なフライフィッシング”を魅せたシーンでは、ポールの爽やかすぎる笑顔にドキドキしてしまいます!

https://www.youtube.com/watch?v=gnz7BQ7lxJQ&feature=youtu.be

②レジェンド・オブ・フォール/果てしなき想い(1994)

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http://www.amazon.co.jp/dp/B00XP92K7O?tag=iremono05-22

舞台は再びモンタナへ―戦争と時代に翻弄される野生児を凛々しく演じて話題に!

「グローリー」のエドワード・ズウィック監督によるヒューマンドラマ作品で、モンタナに移住した元騎兵隊大佐ウィリアム・ラドローとその三人の息子、そして一人の女性を愛した兄弟のドラマを描いた大河ロマンです。
ウィリアムをアンソニー・ホプキンスが、その次男トリスタン・ラドローをブラッド・ピットが演じています。

https://www.youtube.com/watch?v=JnJoaUzvXc4&feature=youtu.be

【トリスタン・ラドローってどんな人物?】

元アメリカ騎兵隊大佐で南北戦争を戦い、そして戦争と政府のやり方に疲れたウィリアムが、妻が去っても子どもたちを連れて移住したのが大自然が残るモンタナの地でした。
20世紀初頭の手つかずの厳しくも美しい自然が広がるモンタナに、一番適応していったのが次男のトリスタンです。
野生の馬も乗りこなし、人種や性別に偏見がなく、自由を愛する野生児のトリスタンは、特に父ウィリアムのお気に入りでした。
このラドロー一家を大きく揺さぶる事件が、三男サミュエルが連れてきた婚約者スザンナを巡る三兄弟の絆の綻びと、第一次世界大戦の勃発です。
長男アルフレット、そしてトリスタンとサミュエルも戦地に駆り出されていきます…そして悲劇が!
弟を想い、スザンナを想うトリスタンの辛い表情に、こちらもつい感情移入してしまいます。

https://www.youtube.com/watch?v=lpwrDEfCESg&feature=youtu.be&list=PLZbXA4lyCtqrM5-Au0NDpRuhLRxOPkJ4K

③セブン(1995)

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“七つの大罪”に沿って行われる犯罪を追う刑事役で“演技派俳優”の地位を確立!

ブラッド・ピット主演となる「ファイト・クラブ」「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」のデヴィッド・フィンチャー監督によるサイコ・サスペンスで、ブラッド・ピットにもフィンチャー監督にも出世作となった大ヒット作品であり、いまだに評価も高い映画です。
キリスト教の戒め「七つの大罪」をモチーフとした連続猟奇殺人犯を追う新人刑事デイヴィッド・ミルズをブラッド・ピットが、その相棒のベテラン刑事ウィリアム・サマセットをモーガン・フリーマンが演じています。

https://www.youtube.com/watch?v=FRwBn7FJrKc&feature=youtu.be

【デイヴィッド・ミルズってどんな人物?】

デイヴィッド・ミルズは退職まであと一週間というベテラン刑事のサマセットとコンビを組んで猟奇殺人を調査することになった新人刑事で、非常に正義感の強い性格であることが端々でわかります。
また愛妻家であり、自分が守らなければという強い使命感も持っています。
短髪でキリッとした表情や口調・仕草には、このシリアスでシビアな作風にあった演技をしようという熱意も感じられます!
しかしこういった性格を逆に利用されてしまう運命である、ということもこの作品のシビアなところ…ラストではミルズ刑事の悲痛な表情を観なければならなくなります。
刑事ものとしても優れた作品で、サマセット刑事との意味深い会話シーンも重要な見どころです!「世の中の無関心」についてサマセットとミルズがお互いの意見を言い合う場面はこの作品の肝とも言えます。

https://www.youtube.com/watch?v=lWZU3pPZWig&feature=youtu.be&list=PLZbXA4lyCtqoWHGbsGHMNDkyZGLuhWmUW

④スリーパーズ(1996)

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少年期の罪と罰、心の傷―大掛かりな復讐劇を企てる検事補を演じた社会派ドラマ!

バリー・レヴィンソン監督による社会派サスペンスドラマで、少年院に送られた4人の少年が受けた暴力と性的虐待による心の傷が、13年後に犯罪と復讐の連鎖を生み出す過程を描いています。
ケヴィン・ベーコン、ロバート・デ・ニーロ、ダスティン・ホフマンと豪華キャストの中、ブラッド・ピットは検事補の立場を利用して復讐を企てるマイケル・サリヴァンを演じています。

https://www.youtube.com/watch?v=1piB0xIkvUU&feature=youtu.be

【マイケル・サリヴァンってどんな人物?】

この衝撃的な映画はロレンツォ・カルカテラの小説「スリーパーズ」が原作で、主人公はロレンツォ・カルカテラの名前で登場しますが、自伝的要素のある脚色された物語のようです。
マイケル・サリヴァンは少年ロレンツォの4人組少年グループのサブリーダー的存在で、少年期はブラッド・レンフロが演じました。
マイケルは少年院で味わった苦痛と屈辱を決して忘れず、検事補となった後、自分たちを虐待した元看守たちに復讐するためひそかに計画を練り、グループのリーダーだったロレンツォを引き込んでいきます。
緻密に計画して実行する能力のある頭の切れる人物として描かれていて、それまでのブラッド・ピットが演じてきたどのキャラクターとも違う印象を残しました。
ブラッド・ピットを彷彿とさせる少年マイケルを演じたブラッド・レンフロも当時端正な顔立ちで人気になりましたが、残念なことに2008年に急死しています。

https://www.youtube.com/watch?v=XM6ZErOn3LE&feature=youtu.be

⑤ジョー・ブラックをよろしく(1998)

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ブラピが死神役に?美しく純粋な“死神”を魅せつけたロマンティック・ラブストーリー!

「セント・オブ・ウーマン/夢の香り」のマーティン・ブレスト監督によるヒューマンドラマで、ある男の死の迎えに来た死神がその男の娘と恋に落ちてしまうファンタジック・ラブストーリーです。
大富豪パリッシュをアンソニー・ホプキンズが、人間の身体を借り“ジョー・ブラック”と名乗る死神をブラッド・ピットが演じています。
また、ジョーと恋に落ちるパリッシュの娘スーザンを演じたのは、美しさが際立っていたクレア・フォラーニでした。

https://www.youtube.com/watch?v=_zIOjl93WrU&feature=youtu.be

【ジョー・ブラックってどんな人物?】

ブラッド・ピット演じる死神“ジョー・ブラック”は、人間界の作法や習慣など全く知らない人物で、いわばちょっと人間界見物に降りてきた物好きの死神です。
そんなジョーがパリッシュの案内で人間世界を“探検”する姿は、時に滑稽でしかも愛らしく、一挙一動目が離せないほど!
特にスーザンと相思相愛になっていく過程で、初々しいキスをするシーンには、ブラピファンでなくてもキュンとくること間違いなしです。
他のシーンでも、ピーナツバターを知らずにペロッと舐めて気に入る様子はキュートさ満点です!
一方、パリッシュとの関係性にも注目したい作品で、死神と人間というより、父と息子のような友人同士のような、愛情や友情を感じられるヒューマンドラマ作品になっています。

https://www.youtube.com/watch?v=5Xk31NpUX1g&feature=youtu.be

⑥セブン・イヤーズ・イン・チベット(1997)

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心を浄化する聖地ラサ―東洋の神秘に触れた西洋人の心境の変化を繊細に演じた名作!

「薔薇の名前」のジャン=ジャック・アノー監督によるヒューマンドラマで、オーストリア人登山家ハインリッヒ・ハラーが様々な苦難の末たどり着いたチベットで過ごした七年間と、少年時代のダライ・ラマ14世との交流を描いた作品です。
原作はハラーの自伝「チベットの七年」で、ブラッド・ピットがハラーを演じ、高慢な登山家だった一面、また一人の父親としての側面を対照的に表現しています。

https://www.youtube.com/watch?v=LSyr_vJ5t3k&feature=youtu.be

【ハインリッヒ・ハラーってどんな人物?】

ハインリッヒ・ハラーは初めてスイスのアイガー北壁登頂に成功した登山家で、その成功を受けて参加したヒマラヤのナンガ・パルバット遠征の帰途に第二次世界大戦が勃発し、英国領インド内で拘束され抑留所で抑留されてしまいます。
辛くも脱走に成功したハラーは、険しい道すがらを経てチベットへ逃れ、チベット仏教の聖地ラサに入りました。
チベットでの七年間でチベットの宗教や文化・しきたりに触れ、今までは利己的な人間だったハラーも少しずつ変わっていき、まだ少年だったダライ・ラマ14世の西洋や世界への好奇心を埋める家庭教師のような存在になり、親しくなっていきました。
中国共産党の人民解放軍によるチベット侵攻後、オーストリアへ帰ることになりますが、それ以降もダライ・ラマとは親交があったそうです。

https://www.youtube.com/watch?v=kj-U6yc2KqE&feature=youtu.be

⑦スパイ・ゲーム(2001)

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http://www.amazon.co.jp/dp/B000066HMN?tag=iremono05-22

新旧二大スターの共演が実現!シビアでアツい師弟の絆を描いたスパイ・アクション

「エネミー・オブ・アメリカ」のトニー・スコット監督によるサスペンス映画で、CIAの伝説のエージェント、ネイサン・ミュアーとその後継者トム・ビショップの師弟関係を描いたスパイ・ドラマです。
ネイサンをロバート・レッドフォード、トムをブラッド・ピットが演じ、「リバー・ランズ・スルー・イット」以来の顔合わせを果たしています。

https://www.youtube.com/watch?v=bOHpJMDCwgA&feature=youtu.be

【トム・ビショップってどんな人物?】

トム・ビショップは元海兵隊の軍曹で狙撃手であり、ベトナム戦争の戦場でネイサン・ミュアーと出会いました。
ネイサンはトムのスパイとしての素質を見抜き、彼を軍隊から引き抜きCIAで徹底的に教え込みます。
そんな二人の師弟関係はベトナムから西ドイツ、そしてベイルートへと作戦を経ながら続いていきますが、ベイルートで二人は決定的な決別をしてしまいます。
トムが出会い恋に落ちた女性エリザベスを巡って意見が対立し、またネイサンの冷酷な作戦についていけなくなったのです。
協力者に情をかけようとするトムとスパイは非情なゲームだと考えるネイサン―それでも敵対機関ですら知りえないネイサンの誕生日を探り当て、中東では手に入らないウイスキーを誕生日祝いに贈る「ディナー・アウト作戦」を行うなど、トムとネイサンの信頼の絆は深いものでした。
トムが個人的行動として中国政府に拘束されたエリザベスを救出するために、許可なく中国蘇州へ侵入し逮捕されてしまうと、ネイサンは見捨てることができず、トム救出作戦に動くのです!

https://www.youtube.com/watch?v=Zrr-9gpQnJY&feature=youtu.be

⑧ベンジャミン・バトン 数奇な人生(2008)

無題

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80歳の姿で生まれたベンジャミン・バトン―その数奇な人生を演じきった感動作!

デヴィッド・フィンチャー監督との三度目のコンビ作となるヒューマンドラマ作品で、F・スコット・フィッツジェラルドの短編小説を原作としたファンタジック・ストーリーです。
その視覚効果技術などを評価され、アカデミー賞では美術賞・視覚効果賞・メイクアップ賞を受賞しています。
ブラッド・ピットはこの作品で、80歳の姿で生まれ、年を追うごとに若返っていくという不思議な男性ベンジャミン・バトンを表情の演技などで老年から青年期までを演じています。
また、ベンジャミンの運命の人デイジーをケイト・ブランシェットが演じ、「バベル」以来の共演を果たしています。

https://www.youtube.com/watch?v=-PlgZBJe0eU&feature=youtu.be

【ベンジャミン・バトンってどんな人物?】

老人の姿で生まれ老人施設の前に置き去りにされたベンジャミン・バトンは、身体機能も弱く、初めは長くは生きられないと思われていました。
しかし予想に反して日に日に若返って元気になっていくベンジャミンは、ある日施設に訪れた少女デイジーと出会います。
ここから二人の老いと若返りの逆転していく人生が交差していきますが、どんどん若返っていくベンジャミンを見るごとに、予想される結末に次第に切なくなっていきます。
青年期に近づくにつれ活発になり、ベンジャミンは世界を知ろうと船乗りになって冒険の旅に出ます。
デイジーとベンジャミンの人生がちょうど重なった時、二人は結ばれ娘をもうけますが、若返り続ける自分に自信を無くしたベンジャミンは二人の前から姿を消してしまいます。
視覚効果は特殊効果で有名なデジタル・ドメイン社が手掛け、そのメイキングを見ると、どのようにブラッド・ピットが表情の演技をつけたかを知ることができます!

https://www.youtube.com/watch?v=eYSXaU6eKm4&feature=youtu.be

⑨マネーボール(2011)

無題

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アメリカ野球界に革新をもたらした男ビリー・ビーンを渾身の演技で挑んだ意欲作!

「カポーティ」で注目されたベネット・ミラー監督によるアメリカ野球界をテーマとしたヒューマンドラマで、実在のゼネラルマネージャー、ビリー・ビーンが改革に取り組んだオークランド・アスレチックスの強さの秘密を描いた作品です。
原作はマイケル・ルイスの「マネー・ボール 奇跡のチームをつくった男」で、ブラッド・ピットがビリー・ビーンを演じています。

https://www.youtube.com/watch?v=8Ln0ySlnxOs&feature=youtu.be

【ビリー・ビーンってどんな人物?】

元々ビリー・ビーンはニューヨーク・メッツからドラフト1巡目指名を獲得するほどのスター選手候補生でしたが、目立った活躍も残せず球団を転々として現役を引退したプロ野球選手でした。
引退後スカウトに転向し、その後アスレチックスのGMになったビーンは、貧乏球団での選手獲得に四苦八苦していました。
そんな時に出会ったのが、野球に統計学を取り入れて選手を客観的に評価して戦略を考える「セイバーメトリクス」という方法で選手を評価するピーター・ブランドでした。
彼を補佐として迎え、保守的な考え方に一石を投じる「セイバーメトリクス」を用いて、低予算のまま埋もれた戦力を獲得し、アスレチックスを改革していくのです。
ビーンは短気な性格で、プロ選手の間も失敗に一人で悩み、物に当たる気質だったため、GMになってからはアツくならないようにできるだけ試合は見ずに、試合経過だけ把握するようにしているそうです。
この作品では、補佐役として彼の右腕となったブランドとの関係性やアスレチックスの選手とのやり取りも見どころの一つです。

https://www.youtube.com/watch?v=-4QPVo0UIzc&feature=youtu.be

まとめと続き

ブラッド・ピットのシリアスな演技はいかがだったでしょうか?
彼のキャリアの初期から溯っていくと、本流はシリアスなドラマがメインだったことがうかがえますし、何よりアンソニー・ホプキンズやモーガン・フリーマンなど演技派俳優との共演や、名監督との共作も多い点が現在のブラッド・ピットの俳優としての成長を促してきたことがわかりました。
特に「リバー・ランズ・スルー・イット」で初めて一つの作品を共に作ったロバート・レッドフォードとは“師匠であり、もう一人の父親のような存在”とも語っており、まるで「スパイ・ゲーム」のような師弟関係の絆があるようです。
野球に情熱を注いだ逆転人生といえば、「マネーボール」でのビリー・ビーンは、「ナチュラル」でレッドフォードが演じたロイ・ハブスを思い出させます。
3月公開の最新作「マネー・ショート 華麗なる大逆転」では、伝説のトレーダーを演じるブラッド・ピット。この映画の原作は「マネーボール」の原作者マイケル・ルイスです。
この作品ではどんな人物像を魅せてくれるのでしょうか?今から楽しみです!

https://www.youtube.com/watch?v=3dVHToERcDc&feature=youtu.be

ABOUT ME
みこし
インテリアが大好きな30歳主婦です。趣味は、おしゃれな家具を見ることと、庭いじりです。よろしくお願いします。