山菜特有のアクが少なく食べやすい上に、シャキシャキとした触感で人気のある「あいこ」というとってもチャーミングな名前の山菜をご存知ですか?秋田県では特に人気の高い山菜で、高級レストランでも使われています。春の味といえる山菜の中でも今回は「あいこ」にスポットをあてて、基本的な情報とレシピをご紹介したいと思います。今年の春は、山菜採りをして、自分で採取したものを料理して食べて楽しんでみませんか♪
「山菜の女王」
「あいこ」とは?
標準名は「ミヤマイラクサ」と言い、ブナ林を代表する山菜です。
別名も「あいこ」「イタイタクサ」「カイグサ」「アイ」「アオタケ」とたくさんあります。
「あいこ」は、他の山菜よりも少し遅い時期にあたる4月下旬から5月中旬が摘みごろで、葉が開ききる前の若芽の時期となり採取に一番適しています。
日本の生息地は北海道南部、本州、九州の福岡県に分布し、日当たりの良い傾斜地のブナ林や深い山地の沢沿いの腐葉土が堆積したところで群生を見つけることができます。
「あいこ」には固く細かいトゲがあるので、素手で触ると悲鳴を上げるほど痛く、チクチクやビリビリが続くので、触れる時には軍手や革手袋をしましょう。
名前の由来
深い山地に生え、トゲで刺すことから「深山刺草(ミヤマイラクサ)」と呼ばれます。
または、アイヌ語説で、「アイ」には「刺」の意味があり「コ」は愛称ということです。
採り方
軍手や革手袋をしてから、根元から2~3㎝上のあたりから折るようにして採ります。
腐葉土が厚い場所で採る場合は、土中に埋まっている茎の部分が以外に深いですが、できるだけ根元から採取するように、手前に折り返すように折り採るようにします。
「あいこ」を使ったレシピ集
「あいこ」のお浸し
山菜そのままのおいしさを味わうには、お浸しがおすすめです。
「あいこ」は山菜特有のアクもなくシャキシャキとした触感を楽しむことができます。
http://cookpad.com/recipe/3153176
「あいこ」の白和え
「あいこ」そのものの甘みを楽しむにはお砂糖控えめの白和えがおすすめです。
冷蔵庫で冷たく冷やしてから食べるとより一層甘味が引き立ちます。
http://cookpad.com/recipe/1435471
「あいこ」の茎の胡麻和え
「あいこ」の茎部分のみを使った胡麻和えです。
こちらのレシピのポイントは、味噌を隠し味に入れているところです。
http://cookpad.com/recipe/2240825
「あいこ」の卵とじ
もともと癖のない味の「あいこ」ですが、卵とじにすることで更に美味しくお子様も食べやすくなります。
http://cookpad.com/recipe/2655576
「あいこ」の天ぷら
山菜と言えば天ぷらですよね。
「あいこ」を天ぷらにして春の味を楽しみませんか。
http://cookpad.com/recipe/577316
他にもこんな料理に「あいこ」は使えます!
「あいこ」の葉を味噌汁に
「あいこ」の葉は茎以上に栄養価が高いので、いつもの味噌汁の具にプラスして使いましょう。
「あいこ」の葉のニンニク炒め
葉の部分を洋風のイメージでニンニク炒めにしています。
長めに加熱しても煮ぐずれしないので、出来上がりの見た目も綺麗です。
「あいこ」の葉の天ぷら
一見、大葉のような見た目の鮮やかなグリーンが食欲をそそります。
「あいこ」のしょう油マヨネーズ和え
茹でた「あいこ」を適当なサイズにカットして、しょう油とマヨネーズで和えれば完成です。
「あいこ」の炒め物
下茹でをした「あいこ」の皮を剥き、豚バラと一緒に炒めて、最後に胡麻油で仕上げています。
「あいこ」のきんぴら風炒め物
きんぴらの味付けで「あいこ」を炒めれば「あいこ」のきんぴら風炒めものが完成します。
山菜採りを楽しもう♪
今回は、山菜の女王である「あいこ」についてご紹介しました。
夫婦でもお友達とも楽しめる山菜採りを楽しんだ後は、採った山菜を料理して今年の春をたっぷり満喫してみませんか?
皆さんの春の休日の思い出づくりのお役立てればと思います。