掃除

クッションフロアのベタつき、黒ずみ汚れを一発解消する掃除法!

クッションフロアは、水濡れにも強く、フローリングの傷も防止してくれるのでトイレや脱衣所、キッチン周りなど様々な場所で使用できます。ですが、きちんとお掃除をしないとベタつきが出てきたり、「黒ずみ」「黄ばみ」汚れが目立ってきてしまいますね。今回はクッションフロアの簡単なお掃除方法、黒ずみの効果的な落とし方をご紹介します。

クッションフロアとは


クッション性のある塩化ビニル系床材になります。クッションフロアの見た目は、フローリング、大理石、タイル柄等様々なプリントがされており、凹凸の模様も付けられています。クッションの厚みも選択することができるため、小さなお子さまのいる世帯であれば防音対策や傷防止のために使用しているご家庭も多いのではないでしょうか。

クッションフロアにつきやすい汚れ


デザイン性も機能性も優れたクッションフロアですが、クッションフロアはお掃除を怠ると、凹凸の中に汚れが目立つようになり、ベタつきの原因になります。

黒ずみ…皮脂汚れ、油汚れ、劣化したワックスによる汚れ

黒ずみ汚れは「酸性」の性質を持つ汚れになります。そのため「重曹」「セスキ炭酸ソーダ」「オキシクリーン」を使用したお掃除方法が適しています。

カビ…水周りに使用した際に出るカビ汚れ

カビ汚れには、「アルコール」「食器用中性洗剤」を用いた方法で、カビ汚れを除去し、再度カビが発生するのを防ぐことができます。

黄ばみ…トイレ周りの尿はね汚れ

尿はねによる汚れは「アルカリ性」のため、「クエン酸」を使用した方法で、尿はねの黄ばみや嫌なトイレ臭を消することができます。

クッションフロアの掃除方法


毎日のお掃除には、掃除機やフローリングモップを使用して埃や塵を取り除き、固くしぼった雑巾で水拭きをすれば綺麗になります。ですが、何年か使用を続けると、使用している場所によってよごれが蓄積し、クッションフロアのよごれが目立つようになります。

クッションフロアの掃除の注意点

クッションフロアは防水加工がされていますが、材質によっては洗剤で色が抜けることもあるので、まずは目立たない所に使用してから全体に使用するようにしましょう。また洗剤を使用した後は、しっかり水拭き、乾拭きをしてください。

キッチン周りのクッションフロア掃除には「食器用中性洗剤」を使用

掃除方法
  1. 食器用中性洗剤小さじ1に対して、水約2Lを用意して混ぜる
  2. 雑巾に混ぜた水を含ませてキッチンフロアを拭く
  3. 水拭き、乾拭きをする

キッチン周りのクッションフロアのベタつき汚れは、食器用中性洗剤を使用した方法で解消することができます。お掃除後にはしっかり水拭きし、洗剤が残らないようにしてください。

トイレ周りのクッションフロア掃除には「クエン酸水」で黄ばみ、気になるトイレ臭を撃退

掃除方法
  1. 水4Lに対してクエン酸40gを入れてクエン酸水を作る
  2. 雑巾にクエン酸水を含ませ、ゆるく絞った雑巾でトイレの床を拭く
  3. 気になる黄ばみ汚れがある場合は、ブラシを使って円を描くように磨いていく
  4. 水拭き、乾拭きをする

「酸性」のクエン酸は「アルカリ性」の尿汚れをしっかり除去してくれます。また、除菌効果、消臭効果も期待できるため、クッションフロアを使用したトイレ掃除に最適です。スプレー容器にクエン酸水を入れておけば、普段のお掃除にも使用できます。また、「ハッカ油」などのアロマオイルを一緒に入れておけば、良い香りでお掃除をすることができるのでオススメです。

水周りのクッションフロア掃除には「アルコール」「食器用中性洗剤」で黒ずみ、カビ除去!

掃除方法
  1. アルコールスプレーでクッションフロアに吹きかけ、水気が乾くまで少し時間をおく
  2. 食器用中性洗剤を水で薄めて雑巾にふくませ、固く絞った雑巾で拭く
  3. 水拭き、乾拭きする

水周りは「カビ」汚れや「黒ずみ」汚れが目立ちやすくなります。そのため、アルコールスプレーと中性洗剤を使用した方法でお掃除するのが良いです。塩素系漂白剤であるカビ取り剤もカビ除去には効果的ですが、一緒にクッションフロアの色も落ちてしまう可能性がありますので、あまりにカビよごれがひどい時以外は、使用を控えたほうが良いでしょう。

クッションフロアの黒ずみを簡単に落とす方法


基本のクッションフロアの掃除には「中性洗剤」を使用した方法で綺麗に落とすことができます。ですが、クッションフロアの凹凸に入り込んだ頑固な汚れは中性洗剤だけでは落ちないこともあります。そんな時には以下の方法をお勧めします。

クッションフロアの黒ずみ掃除には「重曹」「洗濯洗剤」のペースト

掃除方法
  1. 重曹と洗濯洗剤を1:1の割合で黒ずみ汚れにかける
  2. ブラシで円を描くようにこすり落とす
  3. 雑巾で水拭きし、最後に乾拭きする

クッションフロアに付着する黒ずみ汚れは皮脂汚れになるため「酸性」になります。「アルカリ性」の重曹と「中性」「弱アルカリ性」の洗濯洗剤を使用すれば、重曹の分解する性質を効果的に高めるため、よりクッションフロアの汚れを落としやすくなります。また、重曹の研磨効果もあるため、凹凸のあるクッションフロアの汚れ落としに最適です。

クッションフロアの黒ずみ掃除には「セスキ炭酸ソーダ」

掃除方法
  1. 水500ccにセスキ炭酸ソーダを小さじ1溶かして、スプレー容器に移す
  2. ブラシで円を描くように磨く
  3. 水拭き、乾拭きする

セスキ炭酸ソーダは重曹よりも強い「アルカリ性」になります。そのため、クッションフロアの黒ずみ汚れにも効果をより発揮してくれます。スプレーを吹きかけてこするだけでも十分ですが、より頑固な汚れの場合は、上からラップをして30分程度放置してから磨くとより綺麗になります。

クッションフロアの黒ずみ掃除には「オキシクリーン」

掃除方法
  1. オキシクリーン小さじ1をお湯に溶かし、スプレー容器に入れる
  2. オキシクリーン水を黒ずみよごれに吹きかける
  3. 30分程度放置して、ラップを剥がし、ブラシでよごれをこする
  4. 水拭き、乾拭きする

オキシクリーンは酸素系漂白剤になります。そのため、目地に詰まった黒ずみよごれやカビ汚れも漂白剤の力で綺麗に浮かしてくれます。

クッションフロアの黒ずみ掃除に「メラニンスポンジ」は逆効果?!

黒ずみ掃除といえば「メラニンスポンジ」というイメージがありますが、クッションフロアの掃除にはあまり適していません。メラニンスポンジがクッションフロアに傷をつけてしまうため、色むらの原因になる可能性があります。
また、凹凸のあるクッションフロアだと細かい凹凸部分にメラニンスポンジが入らないため、黒ずみ汚れをしっかり除去しきることが難しいです。

クッションフロアの汚れ防止をする方法


綺麗な状態のクッションフロアにお掃除が終わったら、「クッションフロア専用のワックス」を使用してコーティングしましょう。ワックスを使用すれば汚れもつきにくくなります。
古いワックスがかかったままだと黒ずみの原因になりますので、ワックス剥離剤を使用してお掃除してから新しくワックスをかけるようにしましょう。

クッションフロアの「黄ばみ」汚れが落ちない?!それ「変色」かも


何度掃除をしてもとれない「黄ばみ」汚れはもしかするとゴム製品の成分がクッションフロアに移ってしまったのが原因かもしれません。一旦変色を起こしてしまうと、上記の方法でも除去するのは不可能です。変色が起こる可能性のあるゴムを使用した椅子や家具をクッションフロアで使用する場合は、変色防止のため直接接触させない工夫をしましょう。

クッションフロアのお掃除は毎日行いましょう


クッションフロアの綺麗な状態を保つには、簡単なお掃除でも良いので毎日行いましょう。毎日掃除機やフロアモップでクッションフロアを掃除しても、黒ずみ汚れはでてきます。その時には是非今回の方法を試してみてください。それでも落ちない頑固すぎる汚れがある場合には、業者さんにお願いしましょう。