最近話題の「デコパージュ」ですが、ハンドメイドは難しいと思っている人に朗報です。 デコパージュとは、薄い紙に描かれた絵を切取り、様々な物の表面に貼付けてデコレーションする手芸です。 意外と簡単なデコパージュは、ダイソーで材料が揃いますし、自分好みのデザインで可愛く仕上がります。 手軽なオリジナルアイテムとして、バザー用に、友達へのちょっとしたプレゼントに、是非作ってみませんか?
デコパージュとは
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デコパージュとは、専用の糊を使って自分好みの雑貨を作る楽しいハンドメイドで、ヨーロッパ発祥の手芸です。
デコパージュに良く使われるのは石鹸ですが、自分の好きな紙を切り抜いて、キャンドルやスニーカー、箱やビン、小物、布など様々な素材に貼りつけデコレーションします。
デコパージュ液は防水やはっ水効果がありますが、いくつか注意点があります。
お湯で洗わないこと、長時間水につけておかないこと、柄の部分をたわしなどで強くこすらないことなどを注意すれば、長持ちします。
専用液はダイソーで手に入る
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デコパージュには、専用の糊が必要です。
この専用の糊を使うことで、ペーパーナプキンのような薄い紙からガラス、プラスチック、木、布などあらゆる素材に貼りつける事が出来ます。
貼りつけ以外にも、「コーディング」や「防水」といった効果まであります。
そんな優れもののデコパージュ専用液がダイソーで手に入ります。
100均といえども、効果は抜群ですし、ダイソーのデコパージュ液は、全部で3種類もあります。
木材、プラスチック、ガラス、石けんに使えるオールマイティ、布専用、トップコートです。
用途に分けて使う事も出来ますし、それぞれの素材に合ったものなので丈夫に仕上がります。
ダイソーのデコパージュ専用液は、塗るときにダマになりにくく、滑りが良いと好評です。
使用した筆は時間をおくと固まってしまうので、使った後にすぐに洗ってください。
デコパージュの材料
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ペーパーナプキンが初心者には最適で手軽に始められます。
他にも、柄物のクッキングシート・布・写真・新聞紙なども使えます。
好きな写真やイラストを貼ることもできます。
選択に困れば、ダイソーにはデコパージュ専用ペーパーもあります。
12種類の可愛い絵柄の紙が入っているのでいろいろな作品を作れます。
多種多様の素材で、オリジナルアイテムが出来ることが楽しさの醍醐味と言えます。
用意する貼りたい物は白や生成りなどの薄い色がおすすめです。
柄があると透けてしまい、きれいにデコパージュが映えないので無地のものが良いです。
もし、貼りたい物に色や柄があれば白く塗っておくことをおすすめします。
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デコパージュの作り方(ペーパーナプキン使用の場合)
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一番簡単にできるのは、ペーパーナプキンです。
好みの絵柄が描いてあるペーパーナプキンを使えば、絵を切り取るだけですぐ使えますし、数分で仕上がるので初心者にはおすすめです。
今はダイソーでもペーパーナプキンの種類がたくさんあり、北欧のマリメッコ柄などとても素敵な柄があります。
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1. ペーパーナプキンの一番上の模様のついた紙だけを破かないようにそっとはがします。
(ペーパーナプキンは薄い紙が2~3枚重なっています)
2.貼りたい物に合わせてペーパーナプキンをはさみでカットします。
3.ムラが出ないように貼りたい物にデコパージュ液を平筆で縦方向と横方向に薄く均一になるように塗ります。
(筆は要らないメイクブラシでも代用可能です)
4.カットしたペーパーナプキンを貼りたい物に貼ります。
出来るだけ貼り直しがないよう、丁寧に貼ります。
手で押さえても良いですが、濡れたティッシュなどでそっと押さえてもかまいません。
貼っている時にペーパーナプキンの材質によりシワになってくる事もありますが、気せず貼ってください。
5.余分なところをカットします。
6. 貼りたい物が乾いたら、再度、トップコートのデコパージュ液をコーティングとして塗ります。
しわができないように放射状に中心から塗ることがポイントです。
その作業の際に、端々の塗り残しはないかムラがないかチェックします。
デコパージュ液を塗る時に多少空気が入っても、乾けば空気が抜けてきます。
7.再度乾いたら、もう一度塗ります。
これは艶出しと保護には欠かせない作業ですが、これをする事により断然美しく仕上がります。
2~3回程度繰返し塗ることで、仕上がりとても綺麗になります。
塗りたては白くなっても、乾くと透明になり、防水効果も高まるので心配はいりません。
8.完成です。
所要時間も数分程度です。
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ペーパーナプキンが薄いので、何度もデコパージュ液を重ねるとペーパーが少し破れて易くなりますが、形を整え上からコーティング補修をすれば、あまり気にならない仕上がりになります。
不器用さんでも安心の、ちょっとした隙間時間でできるハンドメイドです。
デコパージュ専用液が乾くと表面は光沢があるような感じになり、水をはじきますので、多少雨にぬれても大丈夫です。
ゴシゴシこすったりしなければ洗濯もできます。
デコパージュの作品たち
上履き
今デコパージュの中でも大人気なのが、デコパージュ上履きです。
子供が喜んでくれるのはもちろんのこと、お母さんたちがアイテムづくりを楽しんでいるようです。
大好きなキャラクターをあしらったデザインや、オリジナルのデザインをデコパージュすることで、オンリーワンアイテムになります。
お子さまの好きなキャラクターで作ってあげたら、喜んでもらえそうですね!
保育園や幼稚園でお友達と一緒になることもなく、自分の上履きがすぐ見つかります。
材料も、上履きとペーパーナプキン、デコパージュ液のみですので、簡単にかわいいデコパージュ上履きが作れます。
作成上の注意点として、上履きにデコパージュをするときには、上履き素材は布製が最適です。
ビニール製だと、貼ったペーパーナプキンがはがれやすい場合があります。
ダイソーのデコパージュ液は、布専用のものが販売されているので、そちらを使うのが最適だと思います。
靴
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白地のデッキシューズやスリッポン、サンダル、またはローファーや、流行りのエスパドリーユにデコパージュも可愛いです。
親子でお揃いもオシャレです。
マリメッコ柄や小花柄のもの、デザインをアレンジしての靴の仕上がりは、個性的でどこにも売っていない逸品です。
石鹸
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石鹸はデコパージュの代名詞と言えるほど人気で、ほのかな石けんの香りも楽しめるので玄関やリビングに飾っても良いですし、ギフトとしても最適です。
石鹸も安価で手に入りやすいですし、サイズが小さいのでハードルも低く、材料費も安いので初心者におすすめのアイテムです。
石鹸にデコパージュを施すなら、刻印されていない真っ白な石鹸のほうが、下地が透けずキレイに完成させることができます。
使うのがもったいないデコパージュ石鹸ですが、もちろん、普通の石鹸として、ちゃんと使えます。
洗面所やお風呂用の石鹸、またはインテリアとして置いてもかわいいです。
上手く使えば絵柄がキレイに最後まで残ります。
キャンドル
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キャンドルも比較的簡単なので初心者にはおすすめです。
ペーパーを巻きますが、燃えないので安全です。
簡単に巻くだけでもステキなアイテムになります。
ダイソーのキャンドルとあわせて、全部ダイソーのお店の材料で作れるのも魅力的です。
防災用品としてキャンドルを常備している方も、デコパージュをした素敵なキャンドルなら部屋にさりげなく飾っておけます。
スマホケース
スマホケースもデコパージュでオリジナルアイテムに変身です。
デコパージュにプラスして、ビーズやレース、ラインストーンなども付けると豪華で可愛くなります。
自分だけの個性が出せて、気分に合わせてケースを気軽に作れるところが良いですね。
トートバッグ
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布トートバッグにもデコパージュができます。
バランスを見ながら配置するのも楽しみの1つです。
パーツは1つ1つ切り取って配置していき、デザインが仕上がったら作業に入ります。
無地のトートも、オシャレなオリジナルバッグに変身します。
今は、布トートも、ペーパーナプキンもダイソーで多種の中揃いますので、好きな柄で作れるのは楽しいです。
その他、布バッグだけじゃなく、ビニールバッグやカゴバッグにもデコパージュできますので、アレンジの幅が広がります。
お気に入りのプールバッグにも夏のサマーバッグもオシャレに変身します。
スリッパ
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お客様用のオシャレなスリッパってなかなか売ってないものですが、こちらもデコパージュで作れます。
左右でつながるデザインなど斬新なスリッパも仕上がります。
スリッパは、長期間使用すると、コーティングのひび割れが発生しやすくなります。
つま先部分が折れやすいので絵柄を貼るのは避けたほうが綺麗に仕上がります。
トレイ
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ダイソーのブラスチックトレイに、マリメッコのペーパーナプキンでデコパージュすれば、とても可愛くお客様におもてなしが出来ます。
大柄のマリメッコはポップでカラフルで、とても人気があります。
発砲スチロールのトレイを再利用することもできます。
そのままリサイクルへ分別されるトレイも、素敵なトレイとなってリメイクリサイクル。
ピクニックへも持って行ける可愛さです。
コースター
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おもてなしに一役買うコースターも、木製、プラスチック、タイルなどの素材でデコパージュできます。
タイルは裏面にフェルトを貼りつければ、傷も気になりません。
材料は全てダイソーでそろうので、お手軽です。
コースターは完成したら、一昼夜は完全に乾かします。
また乾かした後でもペーパーが完全に定着するまで、熱い飲み物を載せたりすることは一週間ほど控えた方が良いようです。
使用後は、さっと洗えますが、長い間水に浸からないように気をつけてください。
時計
普段使っている時計やちょっと古くなってしまった時計も、リメイクも兼ねてデコパージュで、可愛く生まれ変わります。置時計や壁掛け時計にも、デコパージュだけでなく、羊毛フェルトやレースなどの小物を使い、お部屋のアクセントになる時計に仕上がります。
キャラクターの転写シートなどを使って作成しても、子供が喜びそうです
ウエットティッシュケース
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生活感の出そうなウエットティッシュケースだってこんなに可愛く変身します。
普段使うウェットティッシュも、オムツ交換の時も楽しい時間になりそうです。
シールと違って剥がれにくいため、多少濡れた手で触っても、子供が乱暴に使ったとしても平気です。
全体をデコパージュするのも可愛いですが、蓋部分だけでもずいぶんイメージが変わりますし、そのままリビングにおいても恥ずかしくありません。
リメイク缶、瓶
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デコパージュはリメイク缶や瓶にも大活躍します。
植木鉢として使う場合でも、水に強いデコパージュならはがれる心配がありません。
手作りのジャムやクッキーなどをおすそ分けする際にも、可愛い空き瓶に入れればとても可愛いプレゼントになります。
普段の空き缶や瓶がとてもおしゃれにグレードアップします。
飾っておくだけでも素敵です。
ハンガー
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ウッド素材のハンガーは、ダイソーでも販売されていますが、やや厚手のハンガーが自宅にあればそのままデコパージュして衣替えができます。
シンプルなハンガーに、好きな柄のペーパーナプキンでデコパージュするだけで、華やかにイメージチェンジできます。
用途別に分けてもいいですし、お客様ハンガーにしても喜ばれます。
誰でも手軽にできるハンドメイドとして
こんな可愛いものが簡単に作れ、本当に色々なものにデコパージュできます。
多少の失敗も気にならないくらい簡単です。
新しい材料をそろえなくても、デコパージュ専用液さえあれば、家にあるものをデコパージュして自分好みにリメイクやアレンジをすれば、素敵なインテリアになります。
基本は切って貼って塗って乾かすだけ。
幼いころ、可愛い便せんを集めたり、素敵な包装紙を集めたりした方なら必ず興味のわくハンドメイドではないでしょうか。
お子さんとの夏休みの工作などにも必ず喜んで作れる作品です。
ペーパーナプキンだけでなく普通の紙や押し花のような素材でも作れます。
趣味から作品、そしてアートへ。
趣味の幅も広がりますね。