北欧インテリアとあわせて大人気の北欧食器。 日本での火付け役は、やっぱり映画「かもめ食堂」でしょう。 映画の中で使われていた素敵な食器を見て、和食にも合うんだ!という発見がありました。 和食にも洋食にも合わせやすい北欧食器。 インテリアと同じように、その特徴が「ナチュラル・シンプル」だからこそ。 毎日の生活に、毎日の食事に合わせながら上手に演出してくれる、そんな食器がそこにはあります
北欧食器の魅力
映画「かもめ食堂」以来、日本では北欧食器が大人気です。
シンプルで使いやすく、スタイリッシュ。
食べ物が映える北欧食器の人気は衰えることを知らず、たいへん人気があります。
北欧食器は家具や雑貨同様、デザインセンスに優れたものがたくさんありますよね。
古くから愛されている柄やデザインは、今の時代でも変わらず人々を惹きつけています。
同じ食べ物でもお皿が違うだけで、なんだか美味しそうに見えることがあるでしょう。
「シンプル」「ナチュラル」「機能的」な美しさのある北欧食器。
その中でも特に愛され続けているブランドとそのシリーズをご紹介します。
イッタラ
iitala(日本語表記:イッタラ)は、1881年にフィンランドのイッタラ村で創業したガラス工房です。
大自然の中で生まれるガラス製品は、きらめくような美しさを放つことで知られています。
近年ではガラス製品にとどまらず、磁器やキッチンツール等、幅を広げた作品を生み出しています。
ティーマ
北欧食器を購入する時、まずはティーマからという人も多いのではないでしょうか。
どんなメニューにも合うシンプルな美しさは、普段使いの食器として日本でも愛され続けています。
ティーマの特徴は、その淵の立ち上がり。
これがあることにより、肉じゃがなどの汁気のあるおかずもよそいやすく、食べやすくなっています。
また、スタッキングもしやすいので、収納スペースが広くなくても、重ねて収納出来て便利です。
プレートのサイズ展開。
同じ色で揃えようか、サイズごとに色を変えようか、それとも色ごとにサイズ違いのセットで揃えようか、色々迷いますね。
マグカップもその無駄のない佇まいと飲みやすさ、扱いやすさでファンが多いです。
私も近々DIY棚をキッチンカウンターに作り、マグをぶらぶらぶらさげて収納することを密かに計画しています。
まだ持っていないティーママグが色とりどりぶら下がっている様を妄想して楽しんでいます。
手巻き寿司にもスクエアプレートがぴったり!
和洋問わず、雰囲気にマッチするところが重宝がられる所以でもありますね。
カステヘルミ
kastehelmi(カステヘルミ)はフィンランド語で「朝露の雫」を意味する言葉です。
フィンランドのガラスデザイナー、オイヴァ・トイッカの代表作です。
その凹凸に光を受けると、まるで朝露の雫にきらきらと朝陽が反射しているようです。
その美しいきらめきは多くの人々を魅了し、一度は廃盤になったものの、近年復刻されました。
ボウルはフルーツやヨーグルトにぴったりサイズ。
その美しい様に、朝から元気になりそうです。
他にも雑貨を入れたり、様々な使い方ができる便利なサイズで、人気があります。
グラスウォーターにミントを浮かべておもてなしも素敵です。
スタンドボウルやキャンドルホルダーも人気です。
カラフルなラインナップを楽しめます。
オリゴ
アルゼンチン出身のデザイナー、アルフレッド・ハベリが25歳の若さでデザインしたのがこのオリゴです。
オリゴはラテン語で「中心」という意味。
家族の和の中心として活躍する食器であるように、という願いが込められているのでしょうか。
カラフルなボーダーが印象的ですよね。
映画「かもめ食堂」で、主人公のサチエさんがオリゴのマグカップでコーヒーを飲んでいたことも、オリゴのマグ人気を後押ししていることと思います。
ティーマとの相性も抜群です!
元気な黄色と合わせるも良し、すっきりブルーと合わせるも良し。
好み次第でなんでも合わせられるところも使い勝手が良く、人気が出る理由の一つでしょうね。
アラビア
1873年にフィンランドのヘルシンキ郊外アラビア地区で設立された陶器ブランドです。
実はこの時、アラビアはロールストランドの傘下として設立されたのです。
第一次世界大戦を迎え、ロールストランド社がアラビアを売却、アラビアはフィンランドを代表する陶磁器メーカーとなりました。
終戦の年、1945年に北欧デザインの巨匠、カイ・フランクがアラビアのデザインに参加したことで、アラビアの名を世に知らしめることとなりました。
パラティッシ
フィンランドのデザイナー、ビルガー・カイピアイネンによって1969年にデザインされたパラティッシ。
フィンランド語で「楽園」という意味で、大胆な構図でフルーツや植物が描かれています。
パラティッシはオーバル型が人気。
というのも、最初にカイピアイネンが決めたのが、オーバル型にするということ。
現在ではパラティッシでも円形の物が多く作られていますが、最初は全部オーバル型だったそうです。
そんなわけで、今でもオーバル型のプレートはとても人気があります。
色は全部で3種類。
ブラック、イエロー、パープルがあります。
一番人気はブラック。
洗練された雰囲気が食材を惹き立ててくれます。
食卓が一気におしゃれになること間違いなしです。
元気なイエローもいいですね。
ブルーとイエローの明るい色合いが、スウェーデンの国旗のイメージもあって、日の光が射し込む湖畔の明るいダイニングを連想させます。
サラダのグリーンが加わると、とてもきれいですよね。
密かに人気の高いパープルです。
大人っぽい落ち着いた雰囲気で、とても素敵です。
パラティッシを揃える時は、あえて色を統一せず、色んな色があっても素敵です。
かえって刺し色になって、テーブルが良い感じに華やかになりますよ。
24h アベック
ヘイッキ・オルポラによる24hアベック。
映画「かもめ食堂」でおにぎりが盛りつけられていたことで、日本でもとても有名になりました。
一度廃盤になりましたが、復刻して今に至ります。
和食が最もよく合う北欧食器の一つです。
カラーはブラウン、グリーン、ブルーがありますが、一番和食にしっくりくるブルーが日本では一番人気です。
みそ汁のお椀ともなぜかしっくりくる24アベックです。
名前のとおり、朝食、昼食、夕食、おやつと24時間、大活躍の食器です。
グリーンはパンなど洋食に!
こちらもとても素敵ですね。
明るい印象で、食卓がぱっと華やかになります。
トゥオキオ
「つかの間の時」という意味のトゥオキオ。
今のこのひと時を大切にしたい、そんな意味のこもった器ですね。
筆でペタペタとマークを押していったような単純な模様ですが、なぜか懐かしい、そしてインパクトの強いデザインです。
コーヒーとトーストの朝食にもぴったり。
朝の光が似合いそうな元気なプレートです。
スープカップにもなるサイズ感。
コーヒー・紅茶だけでなく、用途の幅も広そうですね。
18㎝ボウルは麺類にも使えます。
うどんやそば、ラーメンにと使っている方がたくさんいますよ!
丁度良いサイズ感で、とってもおしゃれです。
ムーミン
アラビアと言えばムーミンシリーズを忘れてはいけません!
プレートやボウルもありますが、なんといっても人気なのはマグですよね。
期間限定やアニバーサリーアイテムが特に人気で、毎年必ず購入するコレクターも増えています。
2016年 夏バージョンはこちら!
4月15日発売です。
裏:フィルフィヨンカさんでしょうか?
花を摘むフローレン、ミムラ、フィルフィヨンカさん。
かわいいですね。
ロールストランド
スウェーデン王室御用達として18世紀に創業したスウェーデンで2番目に古い陶器メーカーです。
ロゴマークに王冠が付いていますね。
ノーベル賞授賞式後の晩さん会でも、この食器が使われています。
2001年からイッタラの傘下となりました。
モナミ
フランス語で「私の友達」という意味のモナミ。
青い四葉のクローバーのような花柄が印象的なデザインです。
1951年にデザインされ、半世紀を超えた今も皆に愛されています。
ハンドルレスマグも人気です。
深みのある青い花柄は、北欧インテリアのナチュラルウッドとも相性が良く、食べ物が美味しく見えると評判です。
ストリングシェルフに北欧食器と雑貨をディスプレイ!
日常使いしつつも、収納はディスプレイシェルフに、というのもありですよね。
お部屋のインテリアデコレーションにもなる食器とは、ある意味一石二鳥で素晴らしいと思います。
ティーカップは500mlと大容量なので、紅茶だけでなくカフェオレボウルとしても使える他、スープカップとしても活躍します。
サラダやフルーツボウルとしても使えそうですね。
スウェディッシュ グレース
このデザインのモチーフは、「夏のそよ風に揺れる麦の穂」です。
創業当初から今なお世界中で愛されているデザイン。
シンプルながら、なんとなく暖かさを感じるフォルムや色使いが、世代を超えて愛される所以なのでしょう。
ボウルはフルーツやヨーグルトにぴったりのサイズ感。
お茶碗としても使うことができるので、人気のアイテムです。
色は寒色系が多いようですが、ブルーにも色んなブルーがあり、どれも欲しくなってしまいますね。
これはローズというカラーです。
淡いピンクでかわいらしいですね。
レースのような麦の穂のデザインとピンクのイメージが良くマッチして、可憐なイメージが素敵です。
グスタフスベリ
スウェーデンのストックホルムで創業した陶器メーカーです。
数多くの有名デザイナーを輩出してきた名門メーカーなんですよ。
日本でもネコやライオンの置物、ネコのマイキーなどでお馴染みのリサラーソンも、このグスタフスベリから出発しました。
ベルサ
スウェーデンのデザイナー、スティグ・リンドベリの代表作ベルサシリーズ。
一度見たら忘れない葉っぱ柄のデザインです。
なんだか懐かしい雰囲気がしますよね。
昭和の時代にも通じるものがあるような気がします。
ベルサはスウェーデン語で「葉っぱ」という意味。
黒い葉脈がはっきりとした葉っぱが描かれています。
北欧食器というと、まずこのデザインを思い浮かべる人もいるのではないでしょうか。
1960年から74年ごろまで生産されていましたが、その後廃盤になりました。
その後惜しむ声が多く、近年復刻されました。
エッグカップもあるんですね!
とってもかわいいです。
卵だけでなく、ケチャップやマヨネーズなどのソース入れとしても使えますね。
食後に飲むお薬を入れて置いたりしてもよさそうです。
また、クリップ入れなどにして、デスクに置いておくのもいいですね。
プルーヌス
日本で人気の高いプルーヌス。
ベルサと同じリンドベリによるデザインで、同じく1960年から70年頃に生産されていました。
やはり復刻を望む声が多く、近年復刻されています。
ブルーのプラムが並ぶかわいらしいデザインで、幅広い年代に愛されています。
バックプリント!
裏面なのにとっておもおしゃれでかわいいです。
こんなところまでデザイン性にこだわるところが魅力的ですよね。
17㎝プレートにシナモンロールがぴったり!
ブルーのプラムに囲まれて、シナモンロールもグレードアップした感じがしますね。
お気に入りの食器にお気に入りのパン、テンションアップで免疫力もアップ。
健康的な毎日を迎えられそうです。
お気に入りは見つかりましたか?
「かもめ食堂」にも登場した、日本で人気の北欧食器の代表選手を選んでご紹介しました。
もちろんもっとたくさん、北欧食器には種類があります。
ここでは全部紹介することはできませんが、ぜひ自分のお気に入りを見つけてみましょう。
お気に入りの食器は、いつもの味気ない食事をもっとおしゃれに、もっと華やかに、もっと楽しく演出してくれることでしょう。
家族との日常をもっと豊かに。
お気に入りの食器で囲む食卓なら、もっと会話も弾み、家族の笑顔も増えるかもしれませんよ。
まずはマイマグから初めてみませんか。