1日の中で最も多く時間を過ごす寝室。実はリビングやキッチンより長い時間を過ごしている場所なんですよね。お気に入りのインテリアの中で思いっきり休んで疲れをいやしたいですよね。今の寝室を見直して、自分好みの快適な寝室に近づけましょう!そのポイントとアイデアをご紹介します。
壁の色でイメージを決める
寝室のインテリアを考える時、まずはイメージカラーを決めましょう!
それに合わせて全体のテーマやリネンカラーも決めやすくなります。
ブルーグリーンの壁が鮮やかです。
この壁一面だけペイントしたことで、壁の三角の形と天井の白が映えていますね。
イメージカラーにしたい色を壁一面だけにペイントしてアクセントウォールにすると、部屋が引き締まり、インテリアも決めやすくなります。
全体はラベンダーカラーに、一面だけを花柄のウォールペーパーを貼っています。
一面だけ違うデザインのアクセントウォールは、ベッドヘッド側にするとしっくりきます。
つやのある柄入りの壁紙のお部屋で、ベッドヘッド側一面を藍錆色のアクセントウォールにしています。
濃い色の壁にヘッドボードの木がよく映え、ベッドのデザインが強調されています。
やはりベッドヘッド側を花柄のアクセントウォールにしています。
かなり大ぶりの柄ですが、他の面がグレージュの落ち着いたカラーなので、全体的には派手すぎず、落ち着いた雰囲気のお部屋になっています。
白い窓枠がとても素敵です。
日本ではなかなかこういう窓が手に入らないので、窓自体がインテリアのアクセントになっている外国のお部屋を見ると、ちょっと羨ましいです。
壁を飾ってテーマを決める
壁の色が決まったら、どのように壁をデコレーションするか決めましょう。
ベッドルームのメインはベッドですので、背の高い家具を置くことはあまりないでしょうから、大きく開いた壁をどう飾るかは、お部屋のインテリアを決める大きな鍵となります。
ピクチャーフレーム
全体的にブルーグレーとダークブラウンのベッドルームの壁に、落ち着いたゴールドのフレームにブルー系のヒトデコレクションを入れています。
かなりの数のフレームを並べているので、黒やダークブラウンだと圧迫感がありますが、白みがかったマットゴールドなので、明るい雰囲気になっています。
整然と並んだ様子がいいですね。
落ち着いたグレージュの壁にブラックのフレームを6枚並べて飾っています。
押し花でしょうか、自分で作った物を飾るのもいいですね。
お部屋には生花も飾っていますね。
フレームを縦長に使っているので、隣の縦長の窓とすんなり馴染んでいます。
横に5枚のフレームを並べ、風景画を飾っています。
フレームの間隔をあけていませんが、絵の周りに余白があるので、すっきりして見えますね。
窓を覆うアイアンの飾りと同じようなアイアンの飾りをフレームの上に飾り、お部屋にまとまりを持たせています。
ベージュの壁に、大きさも形も違う真っ白のフレームを沢山並べ、中に蝶のモチーフを飾っています。
フレンチカジュアルな雰囲気が素敵ですね。
フレーム自体を飾るというセンスが良いと思います。
鏡
鏡には部屋が広く見える効果がありますよね。
太陽、雲、鳥の形の鏡を飾って、すがすがしいイメージを作り出しています。
風水では丸い鏡は良い運気を集めると言われているそうですね。
だからでしょうか、海外の寝室にはベッドヘッド側の壁の上部に丸い鏡を飾っている部屋を多く見かけます。
鏡にはベッドが映らないように、窓に向けて置かないように、など注意点があるそうです。
頭の上に太陽のような鏡があると、何だかパワーがみなぎりそうです。
ヘッドボード代わりでしょうか、大きな鏡をかけていますね。
お部屋が映りこんで、広々とした空間が広がっているように見えます。
大きさの違う鳥かごの形の鏡を3枚壁に掛けています。
1枚には鳥の絵が描かれていて、まるで本物の鳥かごを置いているようですね。
インテリア性が高いだけでなく、鳥かごが窓枠のようにも見え、窓が増えたかのような錯覚も覚えます。
ウォールペイント(ステッカー)
外国では壁紙よりもペイントの方が主流なので、子ども部屋の壁などに絵を描くことも多く見られます。
でも日本ではなかなか勇気が要りますよね。
最近では簡単に剥がせるウォールステッカーがたくさんありますので、ウォールペイント風デコレーションも容易に取り入れられるようになりました。
ウォールペイントの一番人気は「木」ですよね。
ピンクの壁に落ち着いたカラーの大きな木が描かれています。
子ども部屋らしく、枝に小鳥やリスがいるのがかわいらしいですね。
ベッドにかかるように枝が描かれています。
ステッカーかステンシルでしょうか。
カラフルな蝶がたくさん描かれていますね。
シンプルなベッドルームにカラフルな蝶とベッドリネンがマッチして元気な女の子のお部屋になっています。
ベビーガールのお部屋でしょうか。
淡いブルーのベッドにパステルピンクのハートの葉がたくさんついた木のデザインです。
成長と共に趣味や興味が変わるのは当然のこと。
小さいうちは今だけと思って思いっきりかわいいデザインにするのも良いですね。
ベッドのヘッドボードを壁にイラストとして描き入れています。
ヘッドボードのないマットレスベッドなどを使っている場合に使える面白いアイディアですね。
イラストとはいえ、ヘッドボードがあることでベッドの位置も決まり、壁のアクセントにもなって一石二鳥です。
壁に描く自信がない場合は、細いマスキングテープを使ってデザインしてもいいですね。
貼り直しもできるし、飽きてしまった時やベッドの場所を変えたくなった時も、心置きなく剥がせます。
ガーランド
いらなくなったTシャツやぼろ布でDIYしたガーランドをベッドの上の壁に飾っています。
この部屋のイメージカラーであるブルー系の数色をグラデーションにして、リネンや雑貨などの色に合わせています。
材料があれば簡単に作れてしまいますが、かなりインパクトのあるインテリアだと思います。
楽しい子ども部屋です。
フラッグ型やボール型、星型など様々な形と色のガーランドを飾りつけています。
カラフルだけど落ち着いた色調なので、ごちゃごちゃした感じはせず、むしろナチュラルなかわいい雰囲気になっています。
真っ白の天井と壁、そしてダークブラウンの落ち着いた無垢の床に合った演出ですね。
こちらは赤や黄色という原色も入ったフラッグガーランドです。
大人っぽい家具やネイビーカラーのリネンがシックな印象なので、カラフルガーランドが子どもらしさを表現していて、バランスの取れた仕上がりになっています。
ブラックフレームに自分の作品を飾っているのも良いですね。
赤系のハートのガーランドです。
バレンタイン時期の季節のデコレーションとしても使えそうですね。
CDを使って手作りしたガーランドです。
ドリルで穴を開け、クリップでつないで吊るしています。
窓の近くに吊るせば、日の光でキラキラ七色に光る楽しいオブジェになりますね。
ベッド周りを飾って雰囲気アップ
ライト
ベッドルームでリラックスするには間接照明が効果的ですが、こんな風に天の川のようにベッドの上をキラキラにしても素敵です。
外国では、イルミネーションライトのことをフェアリーライト(妖精のライト)と呼ぶらしいです。
妖精の粉が降ってきたみたいで、かわいいですね。
写真と一緒にイルミネーションライトでデコレーションするのもおもしろいですね。
ベッドの両脇に本物の木の枝を立てて置き、ライトアップしています。
お家のオーナメントもかわいいですね。
なかなか思いつかない発想ですが、思いっきりナチュラル感を出したい方にはやってみたいアイディアかも。
天井にイルミネーションライトを貼り付け、まるで満点の星空のようですね。
良い夢が見れそうです。
星型のデコレーションライトを壁に掛けています。
空から星の雨が降っているみたいですね!
グリーンの壁に黄色いライトがほんわか暖かい感じで、良いアクセントになっています。
キャノピー(天蓋)
キャノピーはベッドを囲うことで落ち着いて寝られるだけでなく、インテリアにも大きな役割を果たしています。
もともと貴族が寝姿を使用人に見られないようにするため、そして虫から守るために使うようになったそうですよ。
日本の住宅事情では、こういう四方を囲ったキャノピーベッドを置けるお家は、なかなかないように思いますが、素敵ですね。
寝室を兄弟や夫婦で共有している場合も、一人が風邪を引いたり、早く寝たい時なども、プライベート空間が作れるので役立ちそうです。
こういう小さなリング状のキャノピーなら、狭い寝室でも大丈夫ですよ!
レースなら圧迫感もなく、エアコンの風も遮りません。
こんなキュートでガーリーなキャノピーなら、大喜びで自分のお部屋で一人寝できちゃいますね。
シンプルなキャノピーにお人形を取り付けて、自作もできそうです。
よく目にするのがIKEAのキャノピー。
色んな種類がありますね。
気軽に買えるお値段で、挑戦しやすいアイテムです。
ベッドリネン
ベッドリネンは寝室のメイン家具であるベッドの面積の大半を占めるので、部屋の印象を大きく左右します。
カーテンと色や柄を合わせると、ぐっとまとまり感が出ますよね。
この部屋には、カーテンとリネンのサーモンピンク、ベッドスカートとワゴンのグリーン、そして壁のパープルグレーという3色が主に使われています。
そしてその3色を取り混ぜた丸型のファブリックボードが3色を1つにまとめる役割を果たしています。
グレーと白とナチュラルウッドのモノトーンナチュラルのお部屋です。
ブランケットを上に被せることで、その柄がインテリアの良いアクセントになっていますね。
規則的に並んだ4つの窓と4つのニッチがポイントの快適そうなベッドルームです。
ホワイトナチュラルなベッドルームです。
ベッドリネンを全部真っ白にすると、清潔感溢れる爽やかな部屋になりますね。
ベージュを少し合わせると、ホテルのような清潔感ではなく、生活感のある優しい清潔感になります。
居心地が良さそうで、こんなベッドルームに憧れます。
ベッドサイドテーブル
ベッドサイドにはライトや目覚まし時計、携帯電話、めがねなど、置きたい物がありますね。
お部屋の雰囲気に合わせたベッドサイドテーブルを置くといいですね。
わざわざ買わなくても、工夫次第で色んな物をベッドサイドテーブルとして代用することができますよ。
木材を合わせて箱を作り、白くペイントして壁に取り付けました。
スタッズをつけて自分らしく仕上げていますね。
壁に取り付けたライトのコードも壁と同じ色のモールディングできれいに処理しています。
箱状なので、中には本も仕舞えて、コンパクトながら便利なベッドサイドテーブルになりました。
壁用シェルフをベッドの高さに合わせて取り付けています。
シンプルなシェルフですが、スタンドライトの軸の木とフローリングの木と質感も色もピッタリで、究極のナチュラルベッドサイドテーブルとして活用されています。
なんとブランコを利用したベッドサイドテーブルです。
天井から吊るしているのでしょうか。
もうブランコとしては使わなくなってからも、こうして思い出を大切にしていくことができますね。
いらなくなったテーブルをカットして壁に立てかけています。
これでも大丈夫ですが、金具で壁に固定すれば更に安心して重い物も置くことができますね。
濃いピンクに塗って、壁のグレーとのコントラストが楽しいです。
普段使っていないトランクを積み重ねてベッドサイドテーブルとして使っています。
裸電球のスタンドランプもトランクの無骨な雰囲気とよく合っていますね。
こんなトランクを持っていたら、是非トライしてみたいアイディアです。
よく見るとお分かりでしょうか。
箱を壁に取り付けただけで、後の部分は描いただけです!
だまし絵風のベッドサイドテーブルですが、なかなか面白いアイディアですね。
壁が寂しいけど、飾りやウォールペイントもちょっと、という方にはナイスなアイディアです。
直線がほとんどなので、マスキングテープでもできそうですね。
自分が一番リラックスできる空間を
健康に幸せに暮らすためには、快適な眠りはとても大切です。
居心地の悪い部屋では快適に過ごすのは難しいものです。
自分が一番リラックスできる空間を目指して、寝室改造してみませんか。