剣道部が舞台、剣士が主人公、そんな小説をおすすめ7選でご紹介します。剣道といえば、中高生時代に部活を見ていても、大変そうだなとか、きつそうだとか、そんな興味しかなかったかもしれません。実際そうなのかもしれませんが、剣道は人格を究める素晴らしいものでもあるんですよ。といっても小説は面白く読める青春小説ばかり。剣道を知らなくても全く問題ありません。もちろん剣士の方も読んでくださいね♪
目次
武士道シックスティーン 誉田哲也/著
武士道シックスティーン (文春文庫)
誉田 哲也
文藝春秋
シリーズ
・武士道セブンティーン
・武士道エイティーン
・武士道ジェネレーション
☆あらすじ☆
愛読書は宮本武蔵の「五輪書」だという、勝ちにこだわり一生懸命な香織。一方楽しいし好きだからやる、お気楽不動心の早苗。同じ高校剣道部に所属する二人の少女の熱い思い、戦い、成長が描かれます。
☆おすすめポイント☆
文章の書き方がうまいので、とてもテンポよく読み進められます。
剣道を知らなくても本当に面白い小説!
全く趣の違う二人の女の子が、どう成長していくのか。
胸が熱くなる場面も多くて、何度も読み返したくなります。
ひかりの剣 海堂尊/著
ひかりの剣 (文春文庫)
海堂 尊
文藝春秋
☆あらすじ☆
ドラマや映画でもお馴染み、「チームバチスタ」「ジェネラル・ルージュ」の登場人物の若かりし頃の話です。桜宮・東城大の猛虎と呼ばれた速水晃一と、東京・帝華大の伏龍、清川吾郎の伝説の戦いがありました。それは医学部剣道部の医鷲旗大会。ここで勝ったものは、外科の世界でも大成するという試合です。その熱き戦いを描く青春小説。
☆おすすめポイント☆
これはぜひチームバチスタシリーズを読んでいる人におすすめしたい小説です。
登場人物の青春時代を知ることができてわくわくしてしまうこと間違いなし!
医療も試合も真剣勝負。
物事に対する心構えを教えられる気がします。
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九月の空 高橋 三千綱/著
九月の空 (角川文庫)
高橋 三千綱
角川書店
☆あらすじ☆
剣道に打ち込む男子高校生、小林勇の青春時代の葛藤、不安、性への憧れ、そして成長を描く作品。リアルな高校生活、華やかではないが一生懸命な青春がここにあります。連作短編が3作という構成になっており、表題作は昭和53年に芥川賞を受賞しています。
☆おすすめポイント☆
これぞ青春小説!といっても過言ではない、後世まで引き継がれていく小説です。
高校時代って大人でも子どもでもない、中途半端で、世間と折り合いをつけるのも難しい年頃ですよね。
その気持ちを剣道に打ち込み少しずつでも成長していく姿に、皆どこか共感できる部分があると思います。
武曲 藤沢周/著
武曲 (文春文庫)
藤沢 周
文藝春秋
☆あらすじ☆
ラップ好きで今風の高校生、羽田融が剣道と出会い、様々な経験を通して成長していく物語。対峙する人物として、羽田が通う高校剣道部のコーチ、矢田部研吾が描かれます。矢田部は羽田の振るう剣を一目見たとたん、自分の父親の「殺人刀」と同じ天性の剣士であると見抜いたのです。二人の反発、葛藤、そして対戦…
☆おすすめポイント☆
剣道というよりは「武道」という雰囲気の話です。
剣道の奥深さが感じられ、剣道への興味が湧いてくるかもしれませんね♪
間合いの緊張感にドキドキします。
火群(ほむら)のごとく あさのあつこ/著
火群のごとく
あさのあつこ
文藝春秋
☆あらすじ☆
家柄も身分も関係なく、剣を通じて友情を育んでいった少年剣士たちの話。父代わりであった兄を何者かに殺された林弥でしたが、剣の練習に打ち込む日々でした。しかしその2年後、家老の息子の透馬と出会ったことで、兄の敵討ちをするチャンスがめぐってきます。しかし…。大人たちの陰謀に巻き込まれつつも純粋さを失わない少年たちの成長物語です。
☆おすすめポイント☆
とても美しい日本語で語られていきます。
青春時代の切なさ、どうしようもなさが時代小説という中にぴったりと合っているんです。
剣を通じて結びつく友情は、今では分からない結びつきだと思います。
少年剣士の成長物語を堪能してください。
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藍のエチュード 里見蘭/著
藍のエチュード
里見 蘭
中央公論新社
☆あらすじ☆
東京藝術大学・剣道部。画家、音楽家の卵たちが剣道を通じて道を究めることを学んでいきます。恋愛あり、笑いあり、葛藤ありのエンターテイメント小説です。
☆おすすめポイント☆
芸術家が剣道をやるというだけで、興味が湧く話だと思いませんか?
芸術とスポーツは無縁な気がしますが、人としての道を究める剣道。
やはり普通のスポーツとは違うのかもしれません。
本当に笑えて面白く読める小説です♪
かまえ! ぼくたち剣士会 向井湘吾/著
かまえ! ぼくたち剣士会 (一般書)
向井 湘吾
ポプラ社
☆あらすじ☆
趣味はパズル、ある理由で中学時代に剣道はやめてしまった慧一でしたが、高校で「でこぼこ剣士会」に誘われます。たった6人の部員で、しかも個性派揃い。断り切れず入部した慧一は、どのように強くなっていくのか、でこぼこ剣士会は勝てるのか。
☆おすすめポイント☆
理屈詰めの剣道という、変わった視点から剣道を見たお話です。
でも確かに剣道って頭で考える部分が多そうですよね。
試合の場面場面は緊迫感があり、ドキドキハラハラ。
青春スポーツものとは少し違う面白さがありますよ♪
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剣道の面白さ新発見!これが読書の醍醐味☆
剣道をやっている人、やっていない人、それぞれの読み方ができると思います。
でも剣道に関わりなく、単純に青春小説としても面白い小説ばかり♪
ぜひ今日は出掛けたくないな、という休日があったら読書にはまってみてください!