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繊細な演技が魅力!草なぎ剛の秀作ドラマ5選

国民的アイドルSMAP!中でも演技派として知られるのが草なぎ剛です。 以前、中居正広がSMAPのブレイクについてこう語っています。 「地味なメンバーが前に出てくるまで待てるかどうか」だと! メンバーの中で最もドラマ主演が遅かったとされる草なぎ。それはデビュー10年目のことでした。 現在ではメンバー1お芝居に引っ張りだこな俳優部です。 今回はそんな草なぎ剛の演技が光るドラマを大特集します!

いいひと。(1997年放送)

SMAP草なぎ剛、待望の連続ドラマ初主演作!共演:菅野美穂

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草なぎ剛ファンにとっては待ちに待った待望の連続ドラマ初主演作品だといえましょう。
当時彼はドラマの制作発表の際にこんなことを言っていました。
「これが最初で最後の主演」だと。
しかしその後のご活躍は皆さんご存知の通りですよね!

今ではSMAPのナンバーワン演技派俳優として知られます。

これまで脇役として活躍されてきた経験が肥やしとなり、このドラマで一気にその才能を開花させました。ここには冒頭でもお話させていただいた機が熟すまで「待つ」という考え方がはっきりと生きていることがわかります。

さて、ここからはドラマ「いいひと。」についてのご紹介と参りましょう!

主人公、北野優二(草なぎ剛)は真っすぐ過ぎるくらい真面目な好青年。学生時代に長距離走選手として活躍していた彼は、そんな自分の夢を支え続けてくれた愛用シューズを販売している大手スポーツ用具メーカーへと就職します。

明るい未来を信じて入社したものの、そこで待っていたのは様々な紆余曲折な日々。

時には彼のいいひと過ぎるお人好しな性格が厄介な出来事に巻き込まれやすくなることもあったりで、考えさせられる物語が満載です!

しかし何事にも真剣に取り組むそのひたむきさこそが、最終的には人の心を動かす原動力となる!そんなシンプルで当たり前のことを、この優二といういいひとを通して痛感させられる作品となっております。

また優二と彼の彼女、桜妙子との恋模様にもぜひ注目してみてくださいね。

エンディングテーマはSMAPの「セロリ」です!

僕の生きる道(2003年放送)

僕シリーズ3部作の中の第1弾。共演:矢田亜希子


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僕シリーズは全て草なぎ剛を主演にむかえた感動の3部作です。
3つの異なる作品を通して「生きる」という人生の大きなテーマを受け取り、これからの未来について考えるきっかけとしてみてください。

この「僕の生きる道」では「死」がテーマ。
そこから生きる意味、そして自分の生き方について深く考えさせられる問題提起作となっております。

主人公、中村秀雄(草なぎ剛)は高校の生物教師をしているごく普通の男性です。

しかしある日の健康診断の結果が、彼の運命を一変するのです。

それは突然の余命宣告でした・・。

病名はスキルス性胃がん。
すでにステージは末期状態で、秀雄に残された時間はわずか余命1年とのこと。

いったい自分の身に何が起こっているのか、理解できないほどの絶望と不安にさいなまれる日々。

しかし同じ教師仲間だったみどりとの関わりが秀雄に残りの人生への希望をもたらしていきます。彼女との絆が彼に生きる勇気を与え、そして残された自分の人生をどう全うしようかと前向きに考えさせる大きな要因となっているようです。

そして彼はみどりだけではなく、多くの人たちに支えられながら生きていたのだという気づきの感情にも出会います。

余命を宣告されるまで気づかなかった”普通”という穏やかな日々の尊さ・・。

それはきっと私たちの誰もがそうで、余命宣告前の秀雄と同じように普通を当たり前だと思って生きています。命は限りあるものだと知りながらも、どこか他人事で、決して今ではないという根拠のない確信を持ちながら過ごしていることでしょう。

しかしそうではないということをこの作品を通して感じてください。

今ある普通を当たり前だと思わずに、日々を大切に過ごしていきたいものですね。

そんな名作ドラマを支えたエンディングテーマはSMAPの名曲「世界に一つだけの花」です。

この楽曲はドラマと共に大ヒットを記録し、SMAPの新たな代表曲ともなりました。ドラマと合わせてお楽しみください。

僕と彼女と彼女の生きる道(2004年放送)

僕シリーズ第2弾。共演:美山加恋、小雪


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「僕と彼女と彼女の生きる道」は離婚問題、それに伴い傷つく子供の苦悩、父子家庭とは、そして家族のあり方についてまで深く考えさせられる社会派ホームドラマです。

ここには今、現代社会が抱える多くの社会問題がふんだんに散りばめられています。

主人公の小柳徹朗(草なぎ剛)は典型的な仕事人間。
銀行員一筋で生きてきたが、それがゆえに妻、可奈子(りょう)と娘のことは常に後回しとなりがちでした。

ある日のこと、突然妻から何の前触れもなく離婚を切り出されてしまう徹朗。

しかしそれはきっと何度もSOSを発していた妻に気づいてあげられなかった彼に対する最後通告だったのかもしれません。・・その後、妻は家を出ていってしまいました。

残されたのは徹朗と7歳になる娘の凛(美山加恋)だけ・・。

ここから仕事人間で家族と向き合ってこなかった徹朗と敬語を使い礼儀正しい娘、凛とのぎこちないシングルファーザー生活が始まっていくのです。

最初は生活スタイルを変えることに抵抗を感じていた徹朗でしたが、凛との生活の中で少しずつ芽生えてくる父親としての自覚。そして凛の家庭教師、北島ゆら(小雪)のアドバイスもこのドラマの大事なキーポイントとなっていきます。

ゆらは徹朗が気づかない女性ならではの目線から凛の感情を伝えてくれます。

この作品には男親が娘を育てる上での苦悩や気づきがたくさん散りばめられており、こうした家庭環境をどう生きていくのかが上質に描かれています。

また「僕と彼女と彼女の生きる道」は俺シリーズ3部作の中で最も視聴率が高かった名作で、同番組の娘、凛役を演じた美山加恋は当時天才子役として大きな注目を集めました。

多くの人が現実的に抱えている問題をテーマとした本作には逆境にさらされながらも親子の絆で乗り越えていく力強さを感じます。また親権問題や子供の気持ちなどにも寄り添っていることから、同じ悩みで苦悩する人たちへのヒントともなり得そうですね。

続く俺シリーズ完結作「僕の歩く道」も合わせてお楽しみください。

成田離婚(1997年放送)

共演:瀬戸朝香


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現在は泣ける演技派俳優としてシリアスなドラマに出演しているイメージの強い草なぎ剛。

しかし「成田離婚」はそんな彼しか知らない人たちにとってはとても新鮮な一面を見ることが出来るでしょう。良い意味で草なぎのイメージを裏切ってくれそうです。

ホームコメディなこのドラマは当時ハネムーンでケンカし、そのまま成田で離婚してしまう衝動的なカップルが急増していたことを受けた作品だといわれています。

主人公、星野一朗(草なぎ剛)と田中夕子(瀬戸朝香)は同じ会社に勤めていたが、ふとしたきっかけで出会い、恋におち結婚へと至ります。ここまでは一般的な普通のカップルでした。

しかし新婚旅行先で事件は起きてしまうのです。

それはほんの些細なことでした。
いわば性格の不一致というやつです!

旅行中、我慢に我慢を重ねていた夕子でしたが帰国後の成田空港でその不満は爆発します。ですが一朗も黙っていられなかったからさぁ大変!

空港中に響き渡るほどの大げんかの末、二人は離婚を決意します。

しかしこのドラマの面白さは離婚すると決めた後にあります。

お互いをさらけ出したその瞬間、今まで知らなかったお互いの良さや優しさ、気持ちなどを確かめ合っていくのです。離婚の大変さを知るとともに、人を愛し家族になるという事を深く考えさせられる物語となっています。

若き草なぎ剛の怒りの演技にもぜひご注目ください。

彼の怒鳴り声には怒りだけではなく、どこか私たちの感情を揺さぶる切なさが感じられてグッとくる人も多いのではないでしょうか。その哀愁がこのドラマからもかすかに感じられることでしょう。

そして成田離婚の大きな見せ場は何と言っても瀬戸朝香との息の合った絶妙な掛け合いシーンです。

怒涛のごとく言い争うケンカシーンの数々にスカッとする人も多いことでしょう。回を追うごとにヒートアップしていく二人の関係もどこか可愛く応援したくなりますよ。

成田離婚「Sunny day Holiday」

テーマソングは松任谷由実(ユーミン)の「Sunny day Holiday」です。

ドラマにぴったりな歌詞がより一層、私たちをドラマの世界観へといざなってくれます。

成田離婚で描かれている主人公たちに感情移入しながらこの曲を聴くとまた違った楽しみ方が出来るのではないでしょうか。ぜひどうぞ。

スペシャリスト(2013年から現在)

スペシャルドラマ時代から現在までの歩み・・。

ドラマスペシャル「スペシャリスト」<BD> [Blu-ray]

2016年1月から連続ドラマとして放送中の「スペシャリスト」。
もともとはスペシャルドラマとして単発で4回放送されてきました。

草なぎ剛と南果歩のコンビが難事件を解決していき、一筋縄ではいかないスリリングな展開が魅力です。それではドラマスペシャリストの魅力を単発、連続ドラマの両面から見ていきましょう。


ドラマスペシャル 「スペシャリスト2&3」 ダブルパック <DVD>

主人公、宅間善人(草なぎ剛)は京都府警広報課に勤務する警察官。しかしひょんなことから殺人未遂容疑ので逮捕されてしまいます。のちに冤罪だと分かるこの事件で宅間は10年間も服役を余儀なくされました。

そんな過酷な状況を強いられる中で彼が身に付けた特技があります。

それは全受刑者の犯罪手口や心理状況などをすべて自分の頭の中にデータ化出来るということでした。出所後、すぐに特別捜査係への配属が決まり、姉小路千波とともに数々の難事件を独自の手法で解決へと導き、高い功績をあげていきます。

姉小路は宅間のよき理解者でもあり、良き先輩のような間柄。

そんな宅間の決め台詞はコレ!
「分かるんですよ、だって10年入ってましたから」です。

スペシャルドラマと連続ドラマ、設定の違い。

もともとは土曜ワイド劇場の刑事ドラマシリーズから始まったスペシャリスト。

連続ドラマを行なうに当たっていくつか単発時とは異なる部分もで出来ました。

それはまず物語の舞台となっている場所にあります。

土曜ワイド劇場時は京都を舞台として活躍していました。しかし連続ドラマになると活躍の舞台を東京の警視庁に移しストーリー展開していくようです。

現在の部署名は「総合事犯対応係(仮称)」。
(仮称)となっているのは、まだまだ実験的な部署でこれから先どうなっていくのかわからないという意味が込められているといいます。

またスペシャルドラマで草なぎとともにコンビを組んでいた南果歩に加え東京編では新たに夏菜(我妻真里亜)、和田正人(野方希望)といった新キャストもぞくぞく登場します。

新しくスタートさせた連続ドラマ「スペシャリスト」をどうぞご覧ください。

土曜ワイド劇場枠からのファンはもちろん、見逃していた方でも十分に楽しめる連続ドラマとなっていますよ。草なぎ剛の新たな代表作となりえるこの作品にぜひご注目ください!

あとがき

いかがでしたか?

アイドルSMAPとはまたひと味違う俳優、草なぎ剛の魅力は多くの専門家からも高い評価を受けています。

人の心を揺さぶるような圧巻の演技力。
そんな草なぎの演技の目覚めは初舞台となった「蒲田行進曲」にあるといわれています。

それは演出家、つかこうへいとの出会いでした。

それまでの草なぎは俳優として主役を張ることなどほとんどなく、常に脇役な存在でした。

メンバーが次々とドラマの主演を務める中、彼には少しだけ焦りにも似た感情があったのだといいます。

しかしそんな草なぎの眠っている役者魂に火をつけたのが、演出家のつかこうへい氏でした。

この素晴らしい出会いにより役者としての才能を見出された草なぎは剛、今ではジャニーズ事務所で一、二を争うほどの演技派へと成長しています。

もしもあなたが重厚感のあるドラマを観たい時、そんな時には草なぎ剛作品を思い出してみてください。

きっと上質な作品と出会えるはず!

それでは素敵な休日を。

ABOUT ME
みこし
インテリアが大好きな30歳主婦です。趣味は、おしゃれな家具を見ることと、庭いじりです。よろしくお願いします。