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警察小説のおすすめ傑作10選☆これを読めば日本社会が丸わかり!

警察小説の傑作と呼ばれるおすすめ作品を10選でご紹介します。警察小説というと、何だか難しそうと思うかもしれません。でもテレビドラマでたくさんやっている警察ものと同じ!分かりやすくて面白いんですよ。警察内部の人間関係や確執、政府との関係などいろいろ学べることも多く、日本社会全体の話とも言えます。ぜひ手にとって、それぞれのキャラクターの魅力を見つけてくださいね♪

1:マークスの山 高村薫/著

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あらすじ

昭和51年、一家心中から一人生き延びた少年がいました。同じ時、ある男は獣と間違ってスコップで人を殴り殺しました。そして16年後、時を経て事件は混じり合います。マークスと名乗るものが起こす連続殺人。それを追う刑事、合田雄一郎は警察組織の様々な障害に阻まれながらも、真実に突き当たり、そして…。

【合田雄一郎シリーズ】

☆ここがおすすめ☆

これぞ、警察小説の傑作といえるでしょう。
直木賞受賞作です。
詳細に描かれる警察内部の話、合田刑事の思考、そして正体不明のマークス。
そして、著者の重厚な語り口調にぐんぐん引き込まれていきます。

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2:半落ち 横山 秀夫/著

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あらすじ

警察官である梶は、アルツハイマーである妻を殺したと自首します。簡単な事件かと思われましたが、殺害後自首するまでの二日間の足取りだけを黙秘します。つまり「半落ち」の状態。警察の都合から嘘の証言をさせられたり、真相にたどり着きそうな人も阻止されたりと隠蔽が続きます。梶は空白の二日間何をしていたのか、なぜ生き続けることを選んだのでしょうか。

☆ここがおすすめ☆

死んでしまった息子と、殺してほしいと言われて殺した妻。
梶さんの気持ちを推し測るといたたまれない気持ちになります。
そして、最後にただ一つだけ大切にしたいものとは。
感動で胸がいっぱいになります。

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3:慟哭 貫井徳郎/著

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あらすじ

連続幼女殺人事件を追う捜査一課長佐伯と、娘を亡くし宗教にはまっている廃人、松本の二人の話が交互に登場します。全く犯人にたどり着けず、それどころか自分自身のスキャンダルを暴かれ行き詰まっていた佐伯課長。突然自分の娘が行方不明になります。佐伯と松本、それぞれの人生はどうなっていくのでしょうか。

☆ここがおすすめ☆

佐伯と松本の二人の人物の関係に衝撃を受けます。
「まさか、そんなことだったとは!」と思わずにはいられません。
最後におさまりが悪い部分があるのですが、それこそが「慟哭」というタイトルに相応しいのかもしれません。
新興宗教についても考えさせられる物語です。

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4:隠蔽捜査 今野敏/著

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あらすじ

警察のキャリア官僚である竜崎は、常に警察のために身を粉にして働いていました。ある日暴力団員が殺害される事件が起きますが、その影にあったのは10年前の少年犯罪事件。そして捜査していくうちに警察官関与の疑惑が発生。竜崎を始め、警察はその事実を隠蔽しようとしますが、竜崎の息子が薬物を使用しているのを発見し…。

【竜崎伸也シリーズ】

☆ここがおすすめ☆

刑事を主役としたものはよくありますが、この本は官僚が主人公。
警察内部の暗闇が目につきます。
その中で変人と呼ばれる竜崎が、格好いい!
話もしっかりしていて、読みごたえがあります。
吉川英治文学新人賞受賞。

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5:第三の時効 横山秀夫/著

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あらすじ

F県警捜査一課強行犯係を舞台とした6つの短編からなります。表題の「第三の時効」は2作目。無理矢理襲われ、夫も殺された女性は犯人の子どもを身ごもり出産しました。犯人は時々女性に連絡していたため、時効がくれば姿を現すはずだと警察は張り込みます。しかし時効が過ぎても犯人は来ません。そこで明らかになる第二の時効、第三の時効の存在とは何なのか。

☆ここがおすすめ☆

犯人と刑事の心理戦が丁寧に重厚に描かれます。
それぞれの刑事の葛藤や、警察官同士の人間関係が面白い!
なぜ同じ係なのに反目したり競争したりするんでしょうね。
個性的なメンバーは魅力的で、警察内部の様子もいろいろ分かり、事件解決といった単純な話以外に読みどころ満載です。

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6:警官の血(上・下) 佐々木譲/著

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あらすじ

安城清二から三代続く警官たちの話です。二つの未解決事件を追っていた清二。手掛かりを見つけ始めた時、突然謎の死を遂げます。その後を追うように警官になった民雄。彼もまた真実にたどり着けぬまま殉職してしまいます。そしてその息子、和也は祖父の代から続く謎の真相を見つけることができるのでしょうか…。

☆ここがおすすめ☆

それぞれの時代背景、警察内部の様子が見事に詳細に描かれ、最後まで一気に読み終えることができます。
警官の血はどのように受け継がれていくのか。
真相に対する和也の対応も、読む人それぞれの心に響きます。

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7:赤い指 東野圭吾/著

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あらすじ

妻と息子、認知症の母親と暮らす、ごく普通のサラリーマン前原。しかし息子はコミュニケーションを取らず、妻とも上手くいかず、家庭はバラバラでした。そんなとき息子が殺人を犯します。息子を守ろうとして、前原一家がとった行動とは…。刑事・加賀恭一郎は事件を捜査するにつれ、前原家の嘘に気付き始めます。

【加賀恭一郎シリーズ】

☆ここがおすすめ☆

加賀恭一郎シリーズの中でも傑作と名高い、ファンの多い一冊。
しかし、悲しい話です。
家族とは、親子とは何かということを、とても深く考えさせられます。
加賀刑事とその父親との話も登場する貴重な巻です。

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8:新宿鮫 大沢在昌/著

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http://www.amazon.co.jp/dp/4334766986?tag=iremono05-22

あらすじ

警察組織のアウトサイダーである新宿署の刑事・鮫島は、いつも一人で捜査を行っています。ある時発生した警官連続射殺事件。鮫島はその捜査には加わらず、単独で改造銃作りの木津という男を追い、そこから真相へと導かれていきます。後に恋人となる晶との出会い、たった二人だけの理解者、藪と桃山について。鮫島の背景が分かる一冊です。

【新宿鮫シリーズ】

☆ここがおすすめ☆

鮫島は新宿での検挙率ナンバーワンなので、新宿鮫と呼ばれています。
清廉潔白でなかなか警察組織には馴染めない、でも自分は警察官であるという葛藤が伝わってきます。
読みやすいので、展開にドキドキワクワクしながらあっという間に読了♪

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9:百舌の叫ぶ夜 逢坂剛/著

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あらすじ

東京新宿で起きた爆発事件。そこで巻き込まれて死亡した女性の夫、倉木警部。記憶喪失になっている殺し屋、新谷。そして彼らを取り巻く公安、警察、組織。倉木は真相を探り、その交錯した関係の中へと飛び込んでいきます。果たして爆発事件にはどんな陰謀が隠されていたのか、真相は見えてくるのでしょうか…。

【百舌シリーズ】

☆ここがおすすめ☆

かなりサスペンス要素の高い話です。
百舌という存在の怖さに、ぐいぐい話に引き込まれていきます。
それでいて警察内部の確執などもよく分かり、公安との絡みも面白い!
時間軸が前後しながら進んでいき、あっと驚く展開が待っているのです。

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10:赤い帆船(十津川警部シリーズ) 西村京太郎/著

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あらすじ

ヨットで単独無寄港世界一周に成功したヒーロー、内田が深夜に自動車事故で死亡します。遺体からは毒物が検出され、殺人事件として十津川警部補が捜査することに。容疑者の妻、関連する人物が次々と殺されていき、最後に残った犯人らしき人には鉄壁のアリバイがありました。十津川警部補は、そのトリックを暴くことができるのでしょうか。

【十津川警部シリーズ】

☆ここがおすすめ☆

十津川警部が初登場の小説です。
まだ警部補の時代で、若々しい十津川警部補か新鮮です。
太平洋を舞台にした壮大なトリックに、目から鱗。
ぜひ推理しながら読んでくださいね。

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まとめ

いかがでしたか?
骨太な警察小説からさらりと読めるものまで、どれも読む人をワクワクさせることは間違いありません!
休日に退屈している人はぜひ読んでみてくださいね♪

ABOUT ME
みこし
インテリアが大好きな30歳主婦です。趣味は、おしゃれな家具を見ることと、庭いじりです。よろしくお願いします。