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血沸き肉踊る!興奮の名作アクション映画8選!!

掛け値なしに楽しめる、アクション映画の名作を集めてみました。 スカッとスキッとしたい、そんな人はもう頭を使わずに楽しんじゃいましょう。

ネガティブハッピー・チェンソーエッヂ


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2008年、北村拓司監督作品。
キャスト:市原隼人、関めぐみ、浅利陽介他
あらすじ:
高校生の山本陽介は特に取り得もなく、友人の渡辺と共に日々無難に寮生活を送っていた。
陽介は、ことあるごとにバイク事故で死んでしまった能登と自分を比較していた。能登は自分より何でも優れていたが、自分は何もできない。そう思って陽介は常に自分の居場所を探していた。
ある日、チェーンソーを持った男と戦う女子高生の絵理と出会い、陽介は彼女の助手をすることになった。毎日のように絵理はチェーンソー男と戦うが、ケリがつかない。
始めは陽介のことを鬱陶しく思っていた絵理だったが次第に陽介に心を開いていき、陽介の心のあり方も段々と変化していった。

殺人犯人がチェーンソーを振り回す事件なのか、いや、青春映画か、いやしかし実は精神世界のお話だったんですね、きっとこれは。
滝本竜彦の小説を映画化した作品です。
思春期のコが悩んで発生させるネガティブパワーは、ポルターガイスト現象を起こすとも言われていますが、このチェーンソー男もきっとそのパワーが生み出したものだったのでしょう。
若き市原隼人くんの悪意のない笑顔がかわいいですね。彼は悪い男の役よりも、こういったちょっとチャラいダメ男が合っている気がします。
山本の友人の浅利陽介もイイ味出しています。
もう少しチェーンソー男のキャラ設定が欲しかった気がしますが、青春映画としてカラッとサラッと見られます。

地獄でなぜ悪い


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2013年、園子温監督作品。
キャスト:國村隼、堤真一、二階堂ふみ他
あらすじ:
武藤組の組長の大三の妻しずえは服役中だが、娘のミツコが成長して女優になるのを楽しみにしていた。大三はしずえにミツコの晴れ姿を見せたくて自分達で映画製作することを決意。
なんとなく成り行きで巻き込まれてしまった橋本と映画をつくることを夢見ている映画バカ平田とその仲間達が武藤組に協力して映画を作ることになった。
彼らは武藤組と敵対する池上組との抗争をそのまま映画にする計画を立て、いざ本番を迎えたのだが……。

最後の30分では怒涛のラストスパートがかかり、かなり見応えがあります、が、はっきり言って上映時間約130分はちょっと長かったかなぁ。
夢だけを追いかけ続けても、現実を見ないと人として成長できないということですね。
長谷川博己演じる平田とその仲間達のことは最初から最後まで好かなかったです。人が嫌がっているのにカメラを向けるところはもうムカムカしかなかったです。
橋本は最初から最後まで蛇の生殺し状態で、この人の見せ所はやっぱりミツコとのキスシーンの前後ですか……。
カメオ出演している人がたくさんいすぎて紹介できませんが、わたくしが一番嬉しかったのはデザイナー、映画評論家、サタニストなど色んな肩書きを持ち、園子温監督と親交のある高橋ヨシキさんが撮影スタッフとして出ていたことですね。彼の紹介する映画はわたくし、大好物です。
ミツコ役の二階堂ふみちゃんもすっごく可愛いです。
そしてお話の方ですが、ヤクザ映画は、最後はやっぱり仁義なき戦いになってしまうわけですね。

ロボゲイシャ


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2009年、井口昇監督作品。
キャスト:木口亜矢、長谷部瞳、斎藤工他
あらすじ:
ヨシエは、売れっ子芸者の姉キクエと一緒に芸者として働いていたが、冴えない女の子なので下働きしかさせてもらえない日々を送っていた。
ある日、影野製鉄の御曹司ヒカルがやってきてヨシエの隠れた身体的能力を見初め、姉妹を会社に招く。しかしそれは影野製鉄の驚くべき野望のために彼女達を拉致し、殺人兵器として育てるためだったのだ。

奇想天外とはこの映画のことを言います。井口ワールド全開です。
バカバカしいけれど気持ちがいい。有り得ない事ばかりだけれど、話の内容はちゃんとしていて、家族愛のこともきちんと描いています。
今をときめく斎藤工も出演していて、映画好きの彼はきっとこの役を楽しんで演じていたのだろうなというのが見ていてもわかります。
ヨシエの姉のキクエは、一見、芸者として素敵な女性ですが喋るとめちゃくちゃ口が悪い。でもそこがわたくしは好きです。一番初めにくまきりあさ美が口チェーンソー女として出ますがインパクト大です。
井口ワールドが苦手な人もいらっしゃると思いますが、わたくしはスッキリしたい時には最高だと思っています。

フレンチ・コネクション


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1971年、ウィリアム・フリードキン監督作品。
キャスト:ジーン・ハックマン、ロイ・シャイダー、フェルナンド・レイ他
あらすじ:
ニューヨーク市警察薬物対策課の“ポパイ”と呼ばれるドイルと相棒のラソーは、麻薬売買の元締めの大物がマルセイユとニューヨークを結んでヘロインの取引をするということが判明したため連邦警察官の協力を得て彼らを追った。
ドイルの強引で執拗な追跡を交わして逃げるシャルニエ達は、車に大量のヘロインを隠し、大口の取引を成功させたかに見えたが……。

ジーン・ハックマンとロイ・シャイダーがめちゃくちゃ格好良いです。
実際に、イーガンとグロッソという薬物対策課の警察官が、密輸された麻薬を押収した事件が原作になっていて、ポパイ達の上司役で2人がカメオ出演しています。
有名なカーチェイス(犯人は車に乗っていませんが)シーンは息詰まります。狙撃犯が列車で逃げてそれを公道を使ってポパイが車で追うのですが、そこだけでものすごいカットシーンが使われています。そしてその間、音楽が全く使われていなくて息遣いや足音、そして街中の騒音だけなので緊張感が高まります。
冒頭でも、ある男の様子をカメラが追うのですが、3分ちょっとの間セリフも音楽もないんですよね。その後いきなり射殺されてしまうという「?!」 な展開でしたけれど。
そして、色んな場面で誰かがものを食べているのですが、どれもとても美味しそうなので見ていてお腹が空きました。たいしたものは食べていないのですがピザとかドーナツみたいのとかあったかい飲み物とかちょっと食べたり飲んだりしているものがやけに美味しそうに見えたんです。
犯人を追う時にポパイとラソーの性格が出ます。ポパイは隠れずに犯人の方へまっすぐ近付いて行き、ラソーは物に身を隠しながら堅実に犯人を追って行く……その違いが面白い。
ラストは、現実のお話なので、あー、そうなりますかという感じですが犯人達のその後を静止画とクレジットのみでササッと報告する手法は結構衝撃的です。

エクスタミネーター


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1980年、ジェームズ・グリッケンハウス監督作品。
キャスト:ロバート・ギンティ、クリストファー・ジョージ、スティーヴ・ジェームズ他
あらすじ:
ベトナム戦争で捕虜になった経験のあるジョンとマイケルは、帰還後に同じ職場で働いていた。職場の倉庫内にチンピラが強盗に入り、襲われていたジョンをマイケルが助ける。
その直後、マイケルはチンピラ達に報復されて全身麻痺になってしまった。
警察が当てにならないのでジョンは単身でマイケルに怪我を負わせた犯人に復讐を始め、警察の目の届かない他の犯罪者達にも次々と制裁を加えていく。

冒頭のベトナム戦争のシーンで、斬首の場面があるので近年の人質事件のトラウマ等がある方は気をつけて下さい。わたくしもちょっとショックを受けましたので……。
頼りになるマイケルがやられてしまってからジョンが復讐に走るわけですが、報復場面が唐突に始まってびっくりします。え?もう捕まえてた?始まってた?!みたいな。
悪者が報復される映画では、みなさんそうだと思いますが処刑人が捕まらないように祈ってしまいます。でもこのジョンさん、自分が悪党を罰する処刑人(エクスタミネーター)ということをマスコミにお手紙を書いて発表しちゃいます。その辺はなんとなく正義の味方を気取っているっぽくて同調できないなぁと思ってしまいました。しかし、もちろん彼を応援しますよ。ああいう極悪人はミンチにされるべきだし、ローストされるべきだと思いますから。

ニューヨーク1997


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1981年、ジョン・カーペンター監督作品。
キャスト:カート・ラッセル、リー・ヴァン・クリーフ、ハリー・ディーン・スタントン他
あらすじ:
近未来。犯罪増加率400%を超えたアメリカはニューヨークのマンハッタン島全体を刑務所とした。第三次世界大戦が終わろうとしていた時に、大統領機がテロリストに乗っ取られ、大統領は脱出カプセルに乗ったが飛行機はそのまま墜落。カプセルが発見された時には大統領の姿はなかった。
そこで銀行強盗で刑務所へ収監される予定だったスネークが借り出され、大統領を見つけて24時間以内に連れ戻すよう命令される。スネークはタイムリミットを過ぎると爆発するという小型爆弾を体内に注入され、任務を遂行せざるを得なくなった。果たしてスネークは24時間以内に大統領を救うことができるのか。

近未来のアメリカということで、マンハッタン全体が刑務所っていうのは有り得なくはないなと思いました。今、地球人は火星とかも侵略しようとしていますが、火星や他の惑星に刑務所惑星とかごみステーション惑星とか作られるのだろうなと、わたくしは120%思っております。
で、話はそれましたがスネークが行く前に既に刑務所にいたキャビー、ブレイン、マギーがいなかったらこの任務は成功しませんでしたよね。
マギーは最後、いさぎよさを見せます。愛を貫く女、格好良いです。
そしてスネークはあまり活躍していない気がするのは気のせいでしょうか。でも、いるだけでなんとなくパワーをもらえる感のあるカート・ラッセルなので許しておきましょう。彼を再び主役にして、続編兼リメイクとして「エスケープ・フロム・L.A.」が作られていますが、そちらと比べてみるのも面白いかもしれません。

ブラックレイン


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1989年、リドリー・スコット監督作品。
キャスト:マイケル・ダグラス、高倉健、松田優作他
あらすじ:
ニューヨーク市警殺人課のニックは、同僚のチャーリーとレストランに入った。そこにいた日本人のヤクザが、後から来たもう一人のヤクザに刺殺される事件が目の前で起こる。
犯人の男、佐藤を逮捕する事はできたが、日本で指名手配されていたため、ニックとチャーリー2人で日本まで護送する事になったが空港でまんまと逃げられ、日本の警部補の松本と一緒に捜査することになった。
日本になじめないニックと生真面目な松本とは初めはお互い相容れないが、チャーリーが佐藤に殺され、2人の間に信頼関係が生まれる。
捜査してくと佐藤と周りのヤクザ達が偽札製造に関わっていることがわかり、ニックはヤクザのボスの菅井の協力を得て佐藤を追い詰めていく。

松田優作が出てきた時には、その存在感に胸がときめきました。演技は彼独特の優作節炸裂でした。
そして高倉健さんは日本の誇りですよね。何気にそばを食いながらの登場でしたが。
外国人が日本語を使って演技するとカタコトでへたくそな演技になりがちですが、健さんは英語を使っても演技で魅せてくれます。英語を憶えるの、大変だったでしょうね。
ニックとチャーリーが日本に来るわけですが、どうも日本人を小ばかにしている感じがしてムカムカしていました。優作、やっちまいな!と思っていました。
しかしアンディ演じるチャーリーが殺されてから、ニックがいきなり老けたのでちょっと気の毒になり、許してやろうと思いました。
監督のリドリー・スコットは日本のことをあまり知らないのでしょうか?それとも監修のせい?街中を自転車をたくさん走らせたり、わざとらしい日本語の看板があったり、中国っぽい町並みだと思うところがたくさんありました。
あと、なんかネガティブなことばかりで申し訳ございませんが、クラブ・ミヤコでニックが話をしている時に後ろのモニターに、猿の映像が映されているのですが、これって日本人のことを表しているのかしら?とか思っちゃいましたけれど、思い過ごしですかね。
ラストは全く思った感じと違いましたが、現実だとそうなるかなと……。これが劇場映画遺作の松田優作、これから世界に出て欲しかったです。

デスペラード


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1995年、ロバート・ロドリゲス監督作品。
キャスト:アントニオ・バンデラス、サルマ・ハエック、ホアキン・デ・アルメイダ他
あらすじ:
ギター弾きだったマリアッチは、ギャングのボス、ブチョの手下に恋人を殺されて自分も左手を撃たれ、ブチョへの復讐を誓う。
ある町にブチョがいるのを突き止め、マリアッチは酒場で彼の部下と撃ち合いになる。その際マリアッチは怪我をしたが、本屋を経営しているカロリーナが手当てをしてくれた。
その後もカロリーナを巻き込んでブチョの部下達との撃ち合いになるが、ついにマリアッチの前にブチョが姿を現し、二人が対面する時がやってきた。

いやもう、バンデラスとサルマ・ハエックの素敵過ぎる2人がカップルだったら最強でしょう。目立ちすぎるでしょう。美しすぎてめまいがするほどです。
冒頭で個性的な顔立ちのブシェミさんが誇大表現でマリアッチのことを吹聴するのですが、その語りの中のマリアッチが神秘的で格好良い。でもどうしてブシェミさんが喋るとどの映画でもそうですが、あんなに嘘くさく聞こえるのでしょう。やっぱり顔のせいですか。
途中、タランティーノさんも出ますが少しの出番でいっぱい喋ってお亡くなりになります。
マリアッチの仲間のキーノとカンパのキャラがすごくいい。わたくし的にはどちらかと言えばキーノさんの方が好みですが、カンパさんの方は、このデスペラードの前身の作品「エル・マリアッチ」の主役をはっていた方です。
主役のマリアッチは完璧に強い訳ではないので、クールなイケメンだけどどこか取っ付きやすさを持っているキャラ。出てくる女性は美しいし、他のキャラも個性的で面白い。何も考えずに楽しめる超娯楽映画です。

さいごに

多くのアクション映画では、愛する人、家族や友人、恋人のために戦う人を描いています。その辺の愛憎劇を吟味してみるのも面白いと思います。
だがしかし、頭空っぽになるまでストレス発散して楽しむのがアクション映画の一番良い見方なのかもしれませんけれどね。

https://colors.feely.jp/articles/641

ABOUT ME
みこし
インテリアが大好きな30歳主婦です。趣味は、おしゃれな家具を見ることと、庭いじりです。よろしくお願いします。