京都の観光スポットを紹介します。「1日お休みができた。ぷらっと京都に行きたい!」と思った時にすぐに行ける京都のプチ旅行などもご提案いたします。筆者は16年前から京都に住んでるので、空いた時間を見つけては京都の町を探索しています。観光案内にはあまりのっていない京都住民だからこそ知る京都の穴場スポットをぜひご覧ください!
目次
心もスッキリ♪癒やしの旅
普段忙しくて、心も体もスッキリしたい人にオススメです。
私もちょっと癒やされたい!と思ったときに、ぷらっと行く場所を紹介します。
京都御苑
京都御苑は、江戸時代二百もの宮家や公家の邸宅が立ち並ぶ町でした。明治になって都が東京に移り、これら邸宅は取り除かれ、公園として整備され市民へ開放されました。戦後は国民公園として位置づけられ、昔ながらの景観を維持しつつ、散策や一休みしたい時、気分転換をしたい時などの場として親しまれているんです!
現在、苑内には百年を越える樹林が育ち、旧公家の屋敷跡や庭園が点在し、古都の中心でとても落ち着く素敵な空間になっています♪
京都御苑に踏み入れると、時の流れがゆったりとし、心も洗われる感じになります。
京都御苑内には約1100 本桜があり、3月下旬から4月上旬にかけて、様々な桜が楽しめます。
今出川御門から入ったところに、近衞邸跡があります。ここにある枝垂桜、八重紅枝垂桜、山桜は、本当に見事です!
京都御苑は京都市民の憩いの場でもあります。
桜を見ながら、お弁当を食べたり、本を読んだり、友達と話したりと、大人も子どもも楽しめる空間です。心も癒やされますので、ぜひほっこりしたい方は京都御苑に行ってみてはいかがでしょうか?
京都御所内の平清盛公の母祇園女御様が祭られている厳島神社もおすすめのスポットです。
社伝によると、平清盛が築島という場所に社殿を建て広島の厳島神社を勧請し、のちに母の霊を合祀したものが起源ととされています。
小さいながらも荘厳な存在感を示す社が特徴的で、周りには池にかかる橋や豊かな自然がたくさんあるので落ち着きたい時や、ゆっくりと考え事をしたい時にはぴったりです♪
「旧九條家茶室拾翠亭一般公開」
拾翠亭(上の画像の建物)は、江戸時代後期に茶室として建てられた、伝統と歴史ある貴重な建造物です。
拾翠亭は五摂家のひとつであった九條家の現存する唯一の建物で、およそ200年前の江戸時代後期に建てられたものと伝えられています。
建物は全体が数寄屋風書院造りで、当時は主に茶会のための離れとして使用され、今も十畳と三畳のふたつの茶室が残されています。
亭の前面には東山を借景に取り入れた勾玉形(まがたまがた)の池が広がり、茶室からの景観を一層引き立たせています。
京都御苑の情報
■住所:上京区京都御苑3
■電話:075(211)6364
■一般参観日毎週金・土曜日 (12月28日~2月末日は参観休止)
京都御所一般公開日、葵祭(5/15)、時代祭(10/22)
■参観時間9:30~15:30(閉門)
■参観料100円
■京都御苑へのアクセス
京都駅から京都市市営地下鉄 今出川駅 or 丸太町駅
イトザクラのみどころ近衞邸跡・児童公園や京都御所へは、京都御苑北側の最寄駅は今出川駅が便利です。
閑院宮邸跡、九條家遺構の茶室「拾翠亭」等へお訪ねの際は、京都御苑南側の最寄駅は丸太町駅になります。
○下鴨神社
最近疲れたな~、癒やされたい!と思ったら、下鴨神社にお参りに行きます。
下鴨神社に行くと、糺の森があります。糺の森を歩いているだけで、木々に癒やされホッとします。
糺の森を歩くたびに神様が寄り添ってくれている感じがします。
スピリチュアルなパワースポットです。
元気になりたい人、癒やされたい方はぜひ下鴨神社に行ってみてください。
糺の森は、縄文時代から生き続ける広さ3万6千坪の森です。国際文化都市・京都の中心に位置し、その昔は150万坪にも及んでいたと伝えられています。ケヤキ、エノキ、ムクノキなどの広葉樹を中心に、古代・山背原野の樹林を構成していた樹種が自生。樹齢6百年から2百年の樹木が約6百本にも数えられ、森林生態学、環境学などの学術分野からも、たいへん貴重な森とされています。
糺の森には瀬見の小川や奈良の小川など、四季折々の美で人の心をとらえてやまない名所があります。奈良・平安時代より、数々の詩歌管絃、物語にもうたわれてきました。『源氏物語』須磨の巻では、光源氏が、
『憂き世をば、今ぞ別るる とどまらぬ 名をば糺の 神にまかせて』
と都を離れる想いを詠んでいます。
神秘の森として敬われてきた糺の森は、人の想いも伝え続けてきたのです。
http://tadasunomori.or.jp/about/
http://tadasunomori.or.jp/about/
糺の森の入口左側に日本第一美麗神!下鴨神社の第一摂社「河合神社」があります。
初代天皇・神武天皇の母で女性を守る美麗の神・玉依姫命(たまよりひめのみこと)が祀られています。
女性を守ってくれる神社で、美人祈願以外にも安産・育児・縁結び・学業・長寿など、女性にとって大事なターニングポイントをサポートしてくれる女性を守護してくれる人気のスポットです。
「美しくなりたい!」という方はぜひ参拝しておきたい神社です。
下鴨神社には、国歌「君が代」でうたわれている「さざれ石」があります。
歌詞中のさざれ石(細石)は文字通り、細かい石・小石の意であり、それらの小石が巌(いわお)となり、さらにその上に苔が生えるまでの過程が、非常に長い年月を表す比喩として用いられているそうです。
下鴨神社の情報
■住所:〒606-0807 京都市左京区下鴨泉川町59
■TEL:075-781-0010
■開閉門時間:6:30~17:00
■アクセス
「京都駅」より「地下鉄(烏丸線)」京都駅~北大路駅まで 北大路駅より市バス1番・205番(約25分)下鴨神社前(もしくは糺ノ森前)
「市バス」京都駅~下鴨神社前(もしくは糺ノ森前)まで市バス4番・205番
http://www.shimogamo-jinja.or.jp/
下鴨神社参拝後は、みたらし団子でほっこりしませんか?
下鴨神社・糺の森のみたらし池に湧き出す水の泡を形取って作られたというみたらし団子は、ここが発祥の地です。材料は最高のものを扱っていて、格別な味わいがあります。黒砂糖をベースにしたまろやかなたれの風味が柔らかな団子と溶け合って、三本くらいならあっという間に食べてしまえます。
加茂みたらし茶屋の情報
■住所 京都市左京区下鴨宮崎町17
■電話:075-781-1460
■営業時間:9:30~20:00(LO19:30)
■定休日:水曜日
■予算:600円
■アクセス:市バス下鴨神社前徒歩3分
出町柳周辺の鴨川でゆったりと
ちょっと時間が許すならば、鴨川でゆっくり過ごすのもオススメです。
大文字山をながめつつ、お花見をしながらゆったりと過ごすことができます。
出町ふたばの豆餅!オススメです!
出町商店街にある「名代豆餅 出町ふたば」はいつも豆餅を買う人で行列ができています。
ほどよい甘さの豆餅は、一度食べたら癖になるおいしさです。
一度お召し上がりください。
出町ふたばの情報
■価格:1個 175円
■住所:京都市上京区出町通り今出川上ル青竜町236
■TEL:075-231-1658
■定休日:火曜・第4水曜(祝日の場合は翌日)*お正月休みは長め
■営業時間:8:30~17:30 日曜営業
■アクセス:京阪「出町柳」駅5番出口西徒歩5分、
お花見三昧!京都の美しい桜を楽しむ
京都の桜は3月下旬から4月上旬が見頃です。
すぐ近くでこぼれるような桜をみたい!という方には、「平安神宮~インクライン~南禅寺~哲学の道~銀閣寺」のコースをオススメします。
平安神宮
平安遷都1100年を記念して、明治28年に創建された神社です。
平安遷都を行った桓武天皇を祭神にしています。
平安京大内裏の正庁を模した応天門や大極殿などの朱塗りの建物が美しい神社です。
四季折々に季節の花が咲き、時期によって違う顔を見せてくれます。平安神宮には文化財に指定されている建造物も多く、たくさんの見どころがあります。
平安神宮、岡崎公園の紅しだれ桜は非常に美しいです!
桜の季節になると、琵琶湖疏水観光船も運行します!
平安神宮の情報
■住所: 京都府京都市左京区岡崎西天王町97
■営業時間: 6時~18時(季節によって違うため、HPにて要確認)
■料金: 拝観無料(平安神宮神苑のみ有料)
■アクセス: JR「京都駅」より、平安神宮 市バス5系統、洛バス100号系統
「岡崎公園 美術館・平安神宮前」下車 北へ徒歩5分 京都駅より約30分
琵琶湖疎水 インクライン(蹴上)
蹴上インクラインは、南禅寺の近くにあり、全長582mの世界最長の傾斜鉄道跡で、高低差約36メートルの琵琶湖疏水の急斜面で、船を運航するために敷設された傾斜鉄道の跡地です。
. 線路沿いにはソメイヨシノやヤマザクラが植えられており、春には満開の桜並木の中、線路内を歩いて観賞することができます。桜のトンネルを歩いているみたいです
琵琶湖疎水 インクラインの情報
■所在地:〒606-8443 京都市左京区粟田口山下町~南禅寺草川町文化財蹴上インクライン(国・史跡)
■時間:24時間開放
■交通アクセス:地下鉄「蹴上駅」下車、徒歩約3分
市バス「法勝寺」下車、徒歩約5分
南禅寺
南禅寺は、1291年に亀山法皇が、無関普門禅師を開山に迎えて開創された由緒あるお寺で、京都五山の別格に位置する寺院で、日本の禅寺のトップに位置するお寺です。
石川五右衛門の「絶景かな。絶景かな…」で知られる三門からの眺めは、京の町を一望でき、まさしく絶景です。特に桜・紅葉の季節はすばらしいです。
小堀遠州作の虎の子渡しの庭がある国宝の方丈や、琵琶湖疏水の水道橋である水路閣など見所が多いです。
南禅寺といえば湯豆腐。周辺には様々な湯豆腐のお店が軒を連ねています。
実は湯豆腐は精進料理として南禅寺周辺で誕生したと言い伝えられています。当時は現在のようなものではなく、おでんに似たような料理だったそうです。肉類や魚介類を食べることが出来ない僧侶たちにとって、豆腐は貴重なタンパク源だったそうです。
私の一番のオススメは、「奥丹」です。
とろけるような味わいの湯豆腐にはファンが多く、昼時には長蛇の列ができます。
こちらのお店は江戸時代初期に創業され、370年以上もの古い歴史をもつ老舗の精進料理店です。代々受け継がれてきた味や店の雰囲気は創業以来変えられていません。
お豆腐に使用される水と大豆は滋賀県北比良地方のものを使用されており、お店の庭園の地下にあるという工房で毎日手作りされています。
ぜひお豆腐三昧のひととおりをお楽しみください。
南禅寺の情報
■住所:京都府京都市左京区南禅寺福地町
■電話番号:075-771-0365
■拝観時間:【12月1日~2月28日】08:40~16:30
【3月1日~11月30日】08:40~17:00
■料金: 境内自由 拝観志納金を確認してください
■アクセス:市営地下鉄「東山線 蹴上」/ 市バス5系統「法勝寺町」下車歩10分
奥丹 南禅寺店の情報
■住所:京都府京都市左京区南禅寺福地町86-30
■営業時間:11:00~16:00
■定休日:木曜
■電話番号: 075-771-8709
■アクセス:蹴上駅から徒歩10分
哲学の道
東山のふもと、左京区・若王子神社から法然院下を銀閣寺に至る疏水べりの小道です。(約1.5キロ)哲学者西田幾多郎が散策、思索にふけったことから、「哲学の道」という名前が付いたそうです。
春は両岸の関雪桜で花のトンネル、川面に散り流れる花ビラもひとしおの風情が楽しめます。
銀閣寺
南禅寺から哲学の道を歩いていると、銀閣寺につきます。
観光スポットとして有名な銀閣寺。
東山山荘の楼閣建物を「銀閣」と呼ぶことから、寺院全体が銀閣寺と称されています。
銀閣寺という名称は、近世の名所案内にも登場することから古くから使われている通称です。
銀閣寺を象徴する建物が銀閣と呼ばれる観音殿です。
さらに、方丈の前庭にある白砂の砂盛り向月台(コウゲツダイ)と、波紋を表現した銀沙灘(ギンシャダン)も見所の一つです。
銀閣寺は、金閣寺ほど華やかさはありませんが、わび・さびの風情ある心落ち着くお寺です。
個人的には「松の木」と「コケ」のコントラストがとても素敵で見ていると心が落ち着きます♪
銀閣寺の情報
■拝観・開館時間:8:30~17:00
■見学所要時間 約40分
■拝観時間:夏期( 3月~11月)8:30~17:00 冬期(12月~ 2月)9:00~16:30
■アクセス:
市バス 銀閣寺道下車 徒歩約10分
市バス 銀閣寺前下車 徒歩約5分
時間がないけど、京都を味わいたい!
京都駅で時間がないけれど、京都らしさを味わいたいという方には、京都駅から徒歩10分ぐらいで行ける東本願寺、渉成園がオススメです。
東本願寺
京都駅から北に真っ直ぐの烏丸通を歩いていくと、数分ほどで辿りつくことができます。
境内の中はとても広く、荘厳で立派な建物も相まってとても開放的な気分になることができます♪
京都駅からも近いのもありますが、出入りが自由なため朝や夜の、「ちょっと空いた時間」を有効に使いたい方にはとてもおすすめの場所なんです!
中に入って禅を組んだり、畳の上でのんびりできたりもするそうなので、興味のある方は是非とも訪れていただきたい場所。
東本願寺の情報
■所在地:〒600-8505 京都府京都市下京区常葉町754
■電話:075-371-9181
■拝観時間:6:20~16:30 (11月~2月) 5:50~17:30( 3月~10月)
■アクセス:京都駅下車徒歩約10分/市バス烏丸七条徒歩約5分
渉成園
「おひがしさん」と京都市民に親しまれている本山真宗本廟(東本願寺)の庭園です。
周囲に枳殻(からたち)が植えてあったことから枳殻邸とも呼ばれています。
春は梅や桜、夏は菖蒲や睡蓮、秋には紅葉と四季折々の風情を楽しむことができるので、飽きのこないスポットとしておすすめです♪
渉成園の中に入ると、東山を借景とする庭があり、慌ただしい時間を忘れることができます。
渉成園の情報
■拝観・開館時間:9:00~17:00
■見学所要時間:約30分
■休日・休館:無休
■予約方法:庭園は自由参観可
■アクセス:京都駅下車徒歩約10分/市バス烏丸七条徒歩約 5分
京都駅の観光を楽しもう!
以上、京都駅周辺で楽しめる観光スポットを紹介させていただきました!
心もスッキリ癒やされ、つれづれなるままに京都を楽しんでください♪