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はじめてのピアノレッスン♪初心者が独学でも上達するためのコツ

ピアノを習っていたけれど挫折したり、大人になって素敵なピアノ曲を聴いて「弾きたい」と思っても楽譜が読めないからと諦めてしまった経験はありませんか? 基礎や基本も大事ですが、先ずは「耳で聞いて音を拾う事」が大切です。 それは難しい事ではありません。 音楽を楽しんで、自分の好きな曲を自分の好きなペースで練習すれば必ず上達します。 初心者こそが好奇心でピアノを楽しむことのできる、可能性を秘めています。

ピアノを始める前に

ピアノ経験者と未経験者では入口が違いますが、上達は努力次第です。
ピアノには楽譜の読み方、ペダルや指遣いなどのきまりなど、ルールがあります。
今から勉強していくのは辛いと思いがちですが、小学校で習ったレベルさえ分かれば弾けますので簡単です。
基本的な音楽の仕組みさえわかっていれば、ピアノは弾けますが、必ず習得したいのは「リズム」と「楽譜の読み方」です。
「リズム」とは連続する音の長さですが、紙面で見てもいまいちピンときません。
体験する事が早く習得する近道です。


http://img.www2.hp-ez.com/

子供の頃は「ピアノが弾きたい」と思ったら、ピアノの上手な友達に聞いたと思います。
楽譜が読めなくても、指遣いが苦手で一本指でも耳で音を聞き指が覚えてくれました。
だけれど、色々な曲を弾くためには楽譜が読めることが必須です。
しかし、教則本などをゆっくり弾いていては楽しいどころかすぐに飽きてしまいます。
経験者ならともかく、 今までピアノと縁のなかった人にとっての楽譜というのは、経験者の想像をはるかに超える壁なのです。
さらに、仕事や家事などに追われ、ゆっくりと時間を取ることもままならないのではないでしょうか。
結局は「今弾いている」という達成感が上達へのキーワードとなるのです。
その気分を持ち続けるために、最初は目先の成功を感じていれば、挫折しません。

初心者のピアノ選びについて


http://www.shimamura.co.jp

初心者の方がピアノを始める時に、どんなピアノを選んだらいいのか迷うところです。
ピアノやキーボードなど、鍵盤楽器にはそれぞれ特徴があり、値段も大きさも違います。
それぞれの特徴をまとめてみました。

キーボード(初心者向け)


http://image.rakuten.co.jp/

良点:価格がお手頃なうえ、調律が要らないのでアフターケアが簡単。
音色を変えられたり、録音、演奏が内蔵されていたり、弾く以外にも楽しめる。
軽いので持ち運びがきき、置き場所にも困らない。
難点:鍵盤が軽いため、指を鍛えるには物足りない。
ペダルが付いていないものが多いため、音に幅を持たせられない。

電子ピアノ(初心者~中級者向け)


http://www.mikigakki.com/

鍵盤数:76~88鍵
重さ:40キロ~80キロ前後
価格:5万円~30万円前後

良点:キーボードと同様の良点に加え、鍵盤の重さがキーボードよりもややピアノに近い。
難点:ピアノに近い鍵盤の重さだが、微妙なコントロールまでは難しい。
置き場所の確保、重量といった面で、キーボードよりは困難。

アップライトピアノ・グランドピアノ(初心者~プロ向き)


https://lattepic.s3.amazonaws.com/

鍵盤数:88鍵
重さ:100キロ前後~300キロ前後
価格:20万円前後(中古)~1000万円以上

良点:ピアノ本来のタッチ、強弱、ペダルなど、必要な要素に十分対応できる。
   美しい音色で演奏が出来る。
難点:価格、重量、置き場所など検討する必要がある。
消音機能がないものは、近隣の方々への音の配慮を考えなくてはいけない。
年に一回ほど、調律などのメンテナンスが必要(1万円台~)

楽譜選びについて


http://piano-advance.com/

ピアノを弾きたい、と思ったきっかけは、素敵な演奏やピアノ曲に出会ったからではないでしょうか。
初心者が楽譜を選ぶときのポイントは「好きな曲を選ぶこと」です。
子供は習い事として基礎からはじめますが、クラシックの練習曲はたくさんあり、聞いた事がない曲を繰り返し練習するのは飽きてきます。
基礎を勉強したいなら、好きな曲の練習の合間にするくらいのゆったりした気持ちで、「好きな曲を選ぶこと」で練習を楽しめばいいのです。

初心者が選ぶ楽譜のポイント

1.音の数が多いものは指を早く動かす必要のある曲が多く、割と難易度が高い。
音符の数が、できるだけ少ないものが取り組みやすい
2.楽譜には、頭の部分にその曲の速度が書いており、この数字が大きいほど早い曲になる。
目安としては、110を超えると、初心者には、難易度が高くなる。
3.はじめのうちは音符の上に、数字が書いてある指使いが書いてあるものを、選ぶ。

最初からあまりにも難しい曲を選んでしまうとなかなか進まず、途中で飽きて嫌になり、完成まで1年近くを要する事もあります。
ピアノを始めるときの楽譜選びは、その後のピアノの練習に、大きく影響してきます。
楽譜選びは必ずしもクラシックでなければいけないわけではなく、みんなが口ずさめるような曲やなつかしい曲で構いません。
今、ピアノの楽譜は、難易度もそれぞれありますのでふさわしい物が選べてとても便利です。
楽譜購入も楽器屋、インターネットなどで購入できますし、サイトによっては欲しい楽譜が1曲から購入でき、ダウンロードをして自宅で印刷をすることもできます。

http://www.at-elise.com/

練習で覚えた音を記憶する

ピアノ経験者でも「音符がすぐ読めて、知らない曲を両手で弾く」ことは難しいです。
読んでいるように見せかけながら、指が音を探すことも多いのです。
楽譜が読めて手元を見ず、いきなり両手で弾けるようになることを「初見」と言います。
実はピアノ経験者でもこの難しい初見ですが、先生が教えてくれるわけではありませんので、自主的に練習して、独学で身につけているのです。
経験者は音符がスラスラ読めて簡単に弾いているように見えますが、実際は、練習で音を覚えて暗記して弾いています。
ですから、指の動かし方だけ覚えれば、初心者でも弾けるようになります。

楽譜が読めない初心者でもできるポイント

1. 最初は鍵盤で「ドレミ・・」 と数えながら音取りをする。
2. 何度か繰り返し練習するうちに、答えを耳で覚える。
3. そこから先は、耳で知っている音を 「記憶」 で当てる。

音取りをして覚えて弾く事で、最初の課題はクリアです。

弾きたい曲にカナをふる


http://pianofan.jp/wp-content/

ピアノを弾くには先ず楽譜が読めることが前提だと思いがちですが、幼いころピアニカをふいたたり、「ねこふんじゃった」を弾いてみた事はありませんか?
これは楽譜を覚えているわけではなく、音を指で記憶しているのです。
指を流れを覚えて繰り換えして弾く事は、とても簡単にピアノが弾けるという事です。

しかし、お手本となる人がそばに居ない場合、「カナふり」をした楽譜が役立ってきます。
ピアノの経験・未経験の差は「ドレミ」と言った音階を覚える速さに出てきます。
経験者であれば楽譜を読むのは簡単な事ですが、未経験者であればそうはいきません。
楽譜が読めないけれど、曲の練習を始めたいなら、「弾きたい曲」の楽譜を用意して、音符の上に「ドレミ」と言った音階のカナをふります。
鍵盤とカナふりをした楽譜と照らし合わせて弾けばよいのです。

こうすることにより、習っている人との差を縮める事が出来るので、上達が早くなります。
だんだん慣れてくれば、どの音がどの音符なのかが理解できるので、音階のカナを書くことがなくなります。
カナふりの場合の注意点は、「ヘ音記号」と「ト音記号」の場合は音階のルールが違います。
楽譜の読み方での基本ルールは難しくはありませんので。必要最小限に解説されたサイトを参考にして下さい。

指番号で弾けば上手く弾ける


https://p.cdnanapi.com/

指を滑らかに動かすことができるようになると、よりピアノを上手に弾くことができます。
正しい指使いのサポートとして、特に初心者用の楽譜であれば、音符の上などに数字が振られています。
これは「指番号」と言って、どの指でその音符を弾けばいいのかを示しています。
指番号は、親指から順番に付けられた1・2・3・4・5の指番号と合致しています。

適切な指使いで弾くことによって曲をきれいに奏でることができます。
指使いの大切さを知っていると、楽譜に書かれている指使いを守ろうと一生懸命練習します。
でも実は、楽譜に書かれている指使いが、必ずしも自分の手に一番合っているとは限りません。
人それぞれ、手の大きさも指の長さも違いますし、弾きやすいスイタルや癖が身についているものです。
指使いを忠実にせずオリジナルの指使いでも、音楽の流れが損なわれずきれいに弾けるのであれば、ベストな指遣いとして使用してかまいません。
しかし、これらを習得するには、非常に長い時間と根気が必要になりますが、無理にならないように気張らない事が習得への近道です。

リズムの取り方


http://glennmie.c.blog.so-net.ne.jp/

基本的に音符の音のとり方は、白い音符であれば長く、黒くなると一定以上に短くなるという決まりがあります。
また、黒い音符でも、旗の本数が増えるごとに、それぞれ倍ごとに短くなっていきます。
ただ楽譜を見ても初心者ならずともピンとこない事も多いです。
その時には楽譜と「メトロノーム」を用意して下さい。
もしメトロノームがない場合は、スマホアプリでもメトロノーム機能のあるものがあります。

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弾きたい曲の音源があればそちらを流しつつ、メトロノームでリズムを取りながら、楽譜を指でなぞります。
何度も繰り返すことにより、リズムの感覚と音の取り方や譜面の決まりについて感覚がつかめていきます。
人は緊張して心拍数が上がると、曲の演奏がだんだんと早くなりがちです。
楽譜に指示されたメトロノームのテンポを聞きながら、手をリズムに合わせたりして同じテンポが保てるまで繰り返します。
すぐにリズムが身につくものではなく、練習すればだんだんと体が覚えていきます。

両手で合わせて弾いてみる

初心者にとって、右手と左手がそれぞれ別の動きをしなければならないのは非常に難しく、思い通りにならないし、右手につられてしまうこともあるでしょう。
ピアノの右手は伴奏ですのでメロディーやコード、左手はコード、ベースといった役割がそれぞれあります。
先ずは片手づつリズムに合わせて何度も弾いていきます。
コツとしては、一曲を数小節ずつ区切って、間違えないで弾けたら、次に進むといった方法で
練習すると効果的です。

最後に両手で合わせますが、両手だとなかなかリズムをとる事が難しいので、この片手での練習をしっかりとする事が必要です。
最初の練習はゆっくりでかまいません。
徐々にメトロノームのテンポを上げながら片手練習をし、それぞれの練習の後に両手を合わせ、最後は本来のテンポに合わせるように練習をします。
ここまでくれば、体がリズムを覚えてくれます。

初心者にとって、両手で弾くことは、大きな壁になり挫折する人もいらっしゃいますが、もうひと踏ん張りです。

ピアノの上手に弾くにはフォームから


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ピアノを上手に弾くには、弾く時の姿勢、腕の位置、指の形など、弾く時のフォームに、気を配る必要があります。
正しいフォームを身につける事は、音の響きや、音色などに影響します。
姿勢が悪かったり、腕の位置が不自然であれば、良い音が出せないだけでなく、長時間ピアノを弾き続けた時に、体を痛めることもあるのです。


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手は指の力を抜いて軽く卵を包むように鍵盤の上に置きます。
指はまっすぐにせず、絶えず曲がった状態で鍵盤を押します。
鍵盤を押すと時には、手首を使わずに肘全体でやわらかく押します。
鍵盤のタッチの速度や角度によっても、音の響きは変化します。
リズムによっては速く弾けば明るくクリアな音になり、遅く弾けば、柔らかい音や、暗い音になります。
手首が上がっていたり下がったまま練習すると手首に余分な負担がかかり、良い演奏につながりませんので、手首は鍵盤と同じくらいの高さが理想です。

ピアノ独習ソフトウェア

今、ピアノの製造や音楽教室を開いている「河合楽器」より、ピアノ独習ソフトウエア「簡単!ピアノマスター」がゲーム感覚で楽しめます。
MIDI鍵盤楽器とパソコンを接続させ、自宅で簡単にピアノのレッスンができるピアノ独習ソフトウェアですので、活用するのも上達につながるかもしれません。

http://cmusic.kawai.jp/products/pm/

ピアノ初心者でも上達は可能です


http://blog-imgs-51.fc2.com/

誰だって最初は初心者からスタートです。
ピアノ初心者が一日で曲を弾けるようになることはないですし、上達するスピードには個人差があります。
一般的にピアノ教室に月2、3回レッスンを受けて1曲通して弾けるようになるまで、3~6ヶ月はかかると言われています。
確かにピアノは難しい楽器であることは間違いありませんが、楽しんで続ける事が上達のポイントです。
型にはめた弾き方をせず自由に弾くことが大切です。
練習をしていく毎に上達していくと、『ピアノ=楽しい』ということになります。
ピアノは年齢関係なく、練習すれば誰でも必ず上達します。
自分の好きな時に好きなだけ、好きな曲を弾いてみませんか?