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【ソファの選び方】必見!ソファ選びで後悔しないためのチェックポイント

大きさ的にもお値段的にも失敗は許されないソファ選び。
お部屋のインテリアの中心となるものだから、買った後に後悔…ということは絶対に避けたいですよね。ついついやりがちですが、とりあえずお店に行って「座り心地がよかったから」という理由だけで決めてしまうのはとっても危険です。失敗しないためには、ソファを買う前に「自分がソファに求めるものは何なのか、またその優先順位」を明確にしておくことです。この記事では、ソファを選び始める前に「これを確認しておくのとおかないのじゃ大違い!」なチェックポイント9つを紹介します。

1.家族構成(予定含む)は?

まずはとっても基本的な、今の自分を取り巻く環境を再確認しましょう。
一人暮らし?もうすぐ家族が増える新婚さん?もしくはやんちゃ盛りの子どもが毎日元気に部屋の中を走り回っているかもしれないし、夫婦2人でゆっくりした時間が多いかもしれません。
当たり前ですが、家の中にいる人数によってソファの大きさが決まってきます。
家族がもうすぐ増えたり、子どもがそろそろ家を出たり…近い未来まで想像してみると、一回り大きいソファにしたほうがよかったり、一回り小さくてもカウチソファにするのもアリだな、なんて色々想像することができます。ウォーミングアップだと思って色々妄想してみてください。

2.子どもとペットの有無は?

1つめと被りますが、家族に子どもやペットがいる場合、やはり気になるのは汚れる頻度やペットの毛・ダニ、においなどですよね。本革のソファなら毛や汚れを拭き取りやすく、ダニも寄せ付けません。布地のソファは毛や汚れが付きやすいですが、取り外せるカバーのものであればいつでも洗濯が可能です。革か布かは座り心地の好みやお財布との相談にもなってきますが、どの方法だったら自分が一番お手入れしやすいかを考えておきましょう。

3.お部屋全体のイメージカラーは?

お部屋の大きな面積を占めるソファ。ソファの色は、良くも悪くもお部屋全体のイメージを左右します。色選びの時に肝に銘じておきたいのが、「実際に自分の家に置いてみるまで本当の色はわからない」ということです。お店でとってもいい色合いに見えたブルーグレーのソファが、実際に家に届いてみたら思っていたより青が鮮やかだった…なんてことはよくあります。これは、お店の計算されたライティングと自分の家の蛍光灯(の限りではないですが)では光の色が違うので当たり前なのです。

また、実物の大きさで色味を確認できずに色見本のみで購入する場合もイメージが掴みにくいので注意が必要です。お店やネットなどの色見本で見た色よりも、実際の大きさになったものの方が想像以上に明るく鮮やかに見えます。「こんなつもりじゃなかった…」と後悔しかねないのでなるべく実際の大きさで確認するのがベストです。
こればっかりはどうしても賭けになってしまう部分が大きいのですが、それでも「購入後すぐに交換はしてもらえるのか」、「その際の費用負担はどれくらいか」などをあらかじめ購入先に確認しておくといくばくか安心です。

また、インテリアに遊び心は必要ですが、最初からあまり奇抜な色を選びすぎないというのも肝心です。アクセントカラーはソファより小さい小物(それこそソファに置くクッションなど)から挑戦していけばよいので、少しでも不安に思う場合はどんな色にも馴染みやすいアースカラーから絞っていくと失敗率を下げられます。

4.ソファ周りに合わせて置きたい家具は?

ソファの前にテーブルを置きたい、その前にはテレビボードがあって……など、ソファの周りは人が長い時間いる場所になるので、ソファだけが置いてあるということにはあまりならないでしょう。例えばリビングであったら、きちんとリビングの大きさを「測って」知っておくことが大切です。思い切って大き目のソファを買ってみたはいいが、実際に置いたら部屋が狭くなった、ソファの後ろが通りづらくてしょうがない、などの悲劇になりかねません。特に動線に響くことがあればとんでもないストレスになってしまいます。
「ソファを置くならこれぐらいの大きさが限界だな」と思うサイズを、床に紐などで囲ってみて、そのサイズを測っておくと検討の際大いに役立ちます。

5.床はフローリング?カーペット?

ソファを置く場所はフローリングでしょうか?それともカーペットか、はたまた畳か…
ソファは一度置いたら頻繁に場所を変えるものではないので、カーペットや畳に脚のあとがくっきり付いてしまうこともあります。もし脚のあとが付いてしまうのを気にするのであれば、脚のないローソファーを選ぶという選択肢もあります。
また、フローリングの場合は床を傷つけたり滑ったり…ということがありますが、それらを防止するフェルトシートや滑り止めシートなどもあるので、購入する際にお店の人に相談してみましょう。

6.自慢のお掃除ロボットは通れる?

脚付きのソファを買う際は、ソファの底面から床までの隙間がどれくらいかも忘れずにチェック!ソファの下はなぜかホコリがとってもたまりやすい場所でもあるので、お掃除ロボットがいるならぜひ活躍していただきたいところです。でも、高さが足りずに詰まっちゃう…悲しいですね。お掃除ロボットの身長もチェックして、忘れずにメモしておきましょう。

7.「かっこいい」と「くつろげる」は必ずしもイコールではない

スマートで洗練された形、絵になるデザイン、美しいですよね。
いろんなソファやコーディネート例を見ていると次第にテンションも高くなり、「自分至上最高にスマートな部屋にするぞ!」とつい意気込んでしまいます。絵になるお部屋は常に憧れの対象ではありますが、ソファはやっぱり座るもの、くつろぐものということが大前提です。肘掛けがないと思いがけず腕のやり場に困ったり、背面の高さが低かったり肘掛けが硬かったりするとせっかくのうたた寝からも目が覚めてしまいます。ついソファで寝て時間をムダにしちゃうからむしろそれで好都合、ということであれば問題ないのですが、やっぱりくつろぎを重視するのであれば自分がソファでどんな幸せぐだぐだライフを送りたいのかも再確認しておきましょう。

8.ちょっと待って!買ったはいいけど入るかな?

吟味に吟味を重ね、ようやく見つけたこのソファ…これでようやく幸せなソファライフに辿りつけるぞ…!と晴れやかな気持ちになったところで、「玄関に入らない」というラスボスが待ち構えていたら全てが水の泡です。特に時間をかけて選び抜いたお気に入りのソファをそんな理由で諦めなければならないとなったら悔やんでも悔やみ切れません。玄関ドアや廊下の幅、部屋のドアの大きさなども、最初に測ってしっかり把握しておきましょう!

9.そもそもさ…ソファって必要だったっけ?

ここまでソファ選びに必要な確認ポイントを整理してきましたが、ここで元も子もないことを言います。

そもそもソファは必要でしょうか。

特に一人暮らしでありがちなのが「すぐに洗濯物や雑誌などの荷物置きになって座る場所がなくなった」というものです。自分だけの生活空間だとついついやってしまいますよね。

また、家族で暮らしている家でも、「ソファがあるリビングもいいけど思いっきりごろ寝できる空間が無くなってしまった」というちょっとした後悔もあります。

そもそも日本人は床座の民族なので、どうしても床が落ち着くし床が好きな人がとても多いです。今は素敵なデザインの座椅子や床置きのクッションなども本当にたくさんの種類があるので、ソファを置かずに広い空間をキープするという選択肢も大いにありなのです。実際に筆者も、一人暮らしの時に思い切ってソファを捨てて、1人サイズのちょっと贅沢なクッション座椅子に切り替えたら部屋は広くなるわごろ寝できて心地いいわで大正解だった経験があります。

なぜかソファには憧れが詰まっているのですが、「ソファ選びに失敗した後悔」ではなく「そもそもソファを買ったこと自体を後悔」することのないよう、もう一度「本当にソファは必要なのか」を冷静に考えてみることもきっと無駄な問いではありません。

まとめ

安い買い物ではない上に捨てるのだって一苦労…となれば慎重にならざるを得ないソファ選び。しかし意気込んで色々見ている内に自分が本当にソファに求めるものが何だったのかが曇ってきてしまうこともあります。そんな時は、ぜひ以下のチェックポイントをもう一度振り返ってみてください。

家族構成(予定含む)は?
子どもとペットの有無は?
お部屋全体の理想のイメージカラーは?
ソファ周りに合わせて置きたい家具は?
床はフローリング?カーペット?
お掃除ロボットは通れる?
そのソファは本当に「くつろげる」?
買ったはいいけど入るかな?
そもそもさ…ソファって必要だったっけ?

当たり前なことだらけなのですが、丸裸のままお店に行くのと、これらを頭の中に叩き込んでからお店に行くのとではソファを選ぶ目がまるで違います。店員さんはあなたのお部屋を知りません。また、お店はインテリアを魅せるプロです。その場の空気に飲まれずに、正しい判断を下せるのはあなたしかいないのです。「自分がソファに求めるもの」をきちんとイメージトレーニングして、ぜひ失敗しないソファ選びにお役立てください。