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意外に多い東京都内の駄菓子屋さん!大人が楽しめる老舗6選

今回は東京にある駄菓子屋さんを紹介します!日本では古くから愛されていて、子供も大人も楽しめる駄菓子。今ではリアルな駄菓子屋さんが減ったせいか、どこのコンビニに行っても駄菓子コーナーがあります。でも、種類も少ないしどうせなら本物の駄菓子屋さんに行きたいですよね?そんな大人が昭和にタイムスリップできる東京都内で50年以上営業してる老舗特集です。

悪童処 ワルガキサロン (下北沢)

営業時間は夜間のみ!懐かしさを求め、大人が立ち寄る真夜中の駄菓子屋

創業当初は昼間も営業していたみたいですが、少子化による小学生減少の為、夜間営業に切り替えたそうです。駄菓子屋さんって大体お昼から夕方までしか営業していないので、大人は休みの日でもないと中々買いに行けませんが、ここなら飲んだ帰りなどフラッと立ち寄れますね。店内は駄菓子だけではなく、レトロなおもちゃやなぜかドラえもんグッズも扱っているので、見ているだけでもかなり楽しめます。駄菓子は”凍らせあんずボー”や”チューペット”が人気!駄菓子屋の隣がなぜかTattoo studioで、これまた不思議とお洒落な雰囲気を醸し出しています。個人的に何より気に入ったのは店名のネーミングセンスです。

店主さんは映画”ALWAYS 続・三丁目の夕日”のモデル


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実はこちらの店主さん、すごい人なんです。昭和の香り漂う人気映画”ALWAYS 三丁目の夕日”の続編のモデルとなった人物だそうです。さらに、こちらのお店は普通の駄菓子屋さんと違って営業時間が夜間ということもあり、懐かしさに浸る大人の客層が多いのですが、もうひとつ大人が集まる理由があるんです。店主さんはなんと…下北の父と呼ばれている、やり手の競馬予想師。予想を聞きにやってくる競馬好きのお客さんも多そうですね。駄菓子屋さんとは思えない、大人をターゲットとした変わったお店です。

悪童処の情報

■創業:昭和33年(1958)
■住所:東京都世田谷区北沢3丁目34-4
■TEL : 03-3460-1739
■営業時間:19:00〜05:00
■定休日:年中無休
■アクセス:下北沢駅西口2番出口より徒歩5分/新代田駅より徒歩約9分

http://blog.livedoor.jp/dagasiya63/

大川商店 オオカワショウテン (豊洲)

小学校の近くにあるのでいつも子供で賑わっている雰囲気のある外観


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豊洲って埋立地で、ここ最近ではタワーマンションが立ち並ぶ住宅地のイメージがありますが、実はセブンイレブンの1号店があったり、レトロな喫茶店が残っていたりと、開発されているところもありますが意外と古き良きものも残っています。中でもここの駄菓子屋さんは外観からかなり懐かしさが醸し出ていて、なんだか小学生の頃に通っていた地元の駄菓子屋に来た感覚になりました。全然違うのにそういう感覚を思い出せる素敵な空間です。特徴的な店内ということでTVにも数回取り上げられているそうです。店主のおばあちゃんにココのお店は何歳の時からやっているんですか?と聞いてみたら、なんと24歳くらいから始めたそうです。その頃は戦後間もなかったから、食料もあまりない中で営業していたと言っていました。その頃からずっと続けていることがすごい!!

奥には鉄板付きのちゃぶだい有。店内で食べれるもんじゃ焼き


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店内は駄菓子だけではなく、畳2畳くらいのスペースに鉄板付きのちゃぶだいが有り、もんじゃ焼きや焼きそばが食べれます。もんじゃは小と大があるのでお腹の空き具合で選べます。もんじゃ焼きにラムネをセットで食べる方が多い様です。目の前でおばあちゃんが作ってくれます。具はシンプルで素朴な味ではありますが、それがまた懐かしさを味わえていい感じです。畳とちゃぶだいでもんじゃ焼きとラムネを頂くとノンアルコールですが、雰囲気で酔っちゃいそうなくらい昭和を味わえます。もんじゃには駄菓子をトッピングするとさらに美味しいらしいです。ベビースターラーメンや魚肉ソーセージ等いろんなお菓子で挑戦してみたいですね〜!

大川商店の情報

■創業:昭和30年(1955)
■住所:東京都江東区豊洲4-5-12 101
■TEL : 03-3531-7917
■営業時間:12:00~18:00
■定休日:金曜・毎月10日・20日
■アクセス:豊洲駅4番出口より徒歩3分

http://tabelog.com/tokyo/A1313/A131307/13118788/

ひばり (竹ノ塚)

屋台×駄菓子屋=親子で来ても楽しめるわくわく空間


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たこ焼きとお好み焼きの暖簾がかかっているので、一見駄菓子屋さんには見えず、鉄板焼き屋さんに見えますが、駄菓子も売ってます。レトロな雰囲気を醸し出している外観が屋台っぽくて素敵ですね。昔は周辺に数店舗駄菓子屋があり、ハシゴできたそうですが今はほとんど閉店してしまって唯一残ったのがこのお店だそうです。少子化が進む現代に駄菓子だけで数十年経営しているって本当にすごいですね。

大阪名物の○○○○が都内の駄菓子屋で食べれる

ここでは駄菓子とは別に、看板にあるたこ焼きとお好み焼き、そして大阪発祥のB級グルメ”たこせん”が食べれるんです。もちろん焼きたてのオリジナル♩お値段もリーズナブルなのでお腹空いていてお菓子じゃ足りないって時にOKですね。リーズナブルなのにボリューム満点。”マツコ&有吉の新3大・やみつきになる駄菓子屋めし”でも紹介されています。

ひばりの情報

■創業:昭和25年頃(1950)
■住所:東京都足立区六月1丁目36-11
■TEL : 03-3883-1274
■営業時間:10:30~18:30
■定休日:月曜日
■アクセス:竹ノ塚駅より徒歩15分

http://tabelog.com/tokyo/A1324/A132404/13138064/

高橋商店 タカハシショウテン (小菅)

レトロな雰囲気漂うお店。60年以上たった今でも子供がいっぱい


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テレビでしか見たことないようなレトロな雰囲気。まさに理想の駄菓子屋です。さすが下町ですね。駄菓子だけではなくちょっとした玩具も売っています。小学校が近いこともあって、今でも放課後にお小遣いを握りしめお菓子を買いに来る子供でいっぱい。店主さんはなんと90歳以上のおばあちゃん。お話好きで人柄も良いので地元の子供達から感謝状が贈られる程。店の雰囲気も大事ですが、店主さんの人柄が惹きつているんでしょうね〜。

アニメやドラマ、バラエティ番組にも引っ張りだこ!


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あの人気漫画が映画化された作品”20世紀少年”に出てくる駄菓子屋さんはココ、高橋商店なんです。レトロな外観なので他にもアニメやドラマの撮影に使われたり、バラエティ番組等で紹介されたりと、子供も大人も大注目のお店です。こういう駄菓子屋さんをずっと残してこれから生まれてくる次の世代の子供達にも味わってもらいたいです。

高橋商店の情報

■創業:昭和23年(1948)
■住所:東京都葛飾区小菅1-24-9
■TEL : 03-3601-2791
■営業時間:11:00~17:00
■定休日:年中無休
■アクセス:小菅駅より徒歩5分

http://www.mapfan.com/spotdetail.cgi?HSSID=1609c4876055f9a17bf5c0431f5d7b16&N=1

ぎふ屋 (新井薬師前)

レトロな内装と玩具に大興奮!東京都内にある岐阜


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店内は駄菓子種類も豊富でワクワク♩創業自体は戦後あたりですが10年前くらいにお店を継いだ現在の店主さんによりリニューアルされて、店内の雰囲気作りにもこだわっているようです。レトロな看板やウルトラマンのソフトビニール人形コレクションなどが展示してあり、昭和の可愛らしいレイアウトになっています。大人には懐かしい10円ゲームも稼働中。懐かしい気分にどっぷり浸かれます。

子供の遊び場かと思えば…本当は大人の為の駄菓子屋?!


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駄菓子屋さんでたばこも販売しているお店はたま〜に見かけますが、このお店で取り扱っているたばこはなんと、300種類ほどあります。日本のたばこだけではなく、海外のたばこや葉巻、手巻きたばこやパイプ等の喫煙具がバッチリ揃っています。置いて欲しい銘柄があればリクエストにも応えてくれるそうです。営業時間も珍しく遅い時間までやっているので、大人がお酒のおつまみとして駄菓子を買っていくことも多々あるみたいです。昼間は子供、夜間は大人も楽しめる、老舗ながらも斬新な営業スタイルですね!

ぎふ屋の情報

■創業:昭和24年(1949)
■住所:東京都中野区上高田5-44-3
■TEL : 03-3389-4281
■営業時間:(平日) 12:00〜23:00 (土日祝) 10:00〜23:00
■定休日:火曜日
■アクセス:新井薬師前駅北口より徒歩1分

http://www.visit.city-tokyo-nakano.jp/category/eating/cafe/5692

上川口屋 カミカワグチヤ (雑司が谷)

創業1781年!日本一の老舗駄菓子屋は東京に健在


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なんと、現在も営業している駄菓子屋さんの中で日本一古いお店は意外にも東京都内にあるんです。しかも、安産・子育の神様、鬼子母神堂の境内にあります。外観もとてもノスタルジックな雰囲気で左隣には鳥居が並んでいます。まるでお祭りや縁日の屋台のようです。ジブリのおもひでぽろぽろの駄菓子屋シーンはここがモデルだそうです。

あちらにもこちらにも、看板猫ちゃんがお出迎え!


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駄菓子屋に猫ちゃんってすごくマッチしてますね!点主さんの相棒猫は、石松君(♂)と言う名前だそうです。店内はあまり広くはありませんが、最古なだけあって定番のお菓子はもちろん、懐かしいものまで種類豊富です。陳列も綺麗で見やすくて、カラフルなのでとっても可愛いです。そして現在の店主さんは13代目。猫ばあばと言う名の愛称で写真集も出しているみたいです。

上川口屋の情報

■創業:天明元年 (1781)
■住所:豊島区雑司ヶ谷3丁目15-20 鬼子母神内
■TEL : 03-3980-9779
■営業時間:10:00~17:00
■定休日:雨・雪・台風などの日
■アクセス:池袋駅東口より徒歩13分/雑司ヶ谷駅より徒歩3分

http://tabelog.com/tokyo/A1305/A130502/13185770/

進化していく時代の中で、変わらずに残る素敵な空間!

時代の変化や少子化と共にどんどん少なくなっていく駄菓子屋さん。今となってはネットや問屋に行けば、すぐに欲しいお菓子が見つかるし買えるけど、あの昭和の古くさ〜い雰囲気がないと意味がないんです!昭和っぽい駄菓子屋さんって地方の方が多いのかなって思っていましたが、都内にも選びきれない程沢山あってびっくりしました。駄菓子屋はおじいちゃんやおばあちゃんがやっていることが多いのでホームページなどはほとんどないけれど、実際に足を運んでお菓子を買い、これからもずっと駄菓子屋という伝統的なお店が続くように貢献したいです。